凍(い)てつく夜
深夜2時過ぎ。 凍てつく暗闇の中、雪の獣道(けものみち)を トコトコとやってきたのは… タヌキ。
この同じ場所で、3日前の明け方にも撮影しました(写真にマウス・オン)。 どうやらここは彼(彼女?)の通い慣れた道のようです。 もっとも、その時は
まだ雪は少なく、エサを探すのはずっと楽だったはず。
それに比べて積雪の今、視覚よりも嗅覚に頼るとはいえ、やはり食料を見つけることは難しくなったことでしょう。その上この寒さ。この日の最低気温は -7℃になりました。ここ安曇野では、
寒さの本番はこれからです。この後、春までの間に、氷点下10℃を下回る日が幾度あるのでしょう。 人々が、身の危険を感ずることもなく、暖かなふとんにくるまれている真夜中 これら小さき者達が、自らの力だけで生き延びている その逞しさと厳しを思うと…
|