.    '10年8月9日

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ナイトウォーク in 烏川の森

 当園地では珍しい、夜のイベントを開催しました。すでに50回余りの催しをおこなっているのですが、夜のイベントは過去 1回だけ(ライトトラップ:光に集まる昆虫の観察会)でした。 そして今回、記念すべき第2回目は、野生動物についてのあれこれ。
 まずは室内で、野生動物について長野県環境保全研究所の岸元研究員の講話で理論武装し、あわせて当WEB管理人が園内に棲息する動物をご紹介しました。 その後、新月の3日前(月の出は深夜)の真っ暗闇の中、ナイトウォークに出発。 実際に動物は見られませんでしたが、彼らの生息環境を体感していただけたようです。  下写真は、設置したセンサー ・カメラ(赤外線を使った自動撮影カメラ)で撮った一枚。 他にも、コウモリの存在を知る バット・ディテクターや、電波を使った野生動物の追跡調査用機器のテレメーターなどをご覧いただきました。









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企業研修

 地元の高校 2年生が、企業研修として 5日間を過ごしました。トイレや園路の清掃といった定番メニューのほかに (学校で教わったのとは違う)樹の整姿・剪定の意味や方法 除草作業  木道の補修 ベンチの固定 昆虫標本作り 植物名札作製 などなど。 そのいずれもが初体験のことばかりだったようで、 戸惑いながらも(意外にも!)楽しそうに取り組んでいました。 写真は、植物名札を作り上げたところ。 自分のお気に入り ・気になった植物を見つけて、図鑑で調べ、河原から石を厳選し、いざ!作製開始! 途中、来園者から 「名前がわかれば散策が楽しくなる。 良いものを 作ってくれてありがとう」と声をかけられて、さぞや励みになったことでしょう。 数百万年〜数億年前にできた石を支持体に、きっと 園内ではこれが唯一となる彼女たちの作品。 これから長い間活用されることになります。





       材料は、河原の石とアクリル絵の具


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昆虫の目から見た…

 まるで、墨流し染め(水面に墨や染料を落として、広がった波紋模様を紙や布に写しとる染め方)で染め上げたかのようなこの蝶の名はスミナガシ。 真っ赤な口吻と相まって、シックさと派手さをあわせもつ、なんとも印象深い蝶です。 このほかにも、今園内では ミヤマカラスアゲハ、オオムラサキ、コムラサキなど、見た目に鮮やかな蝶が乱舞しています。 そんなこの時期にふさわしいイベントを開催します。 タイトルはズバリ ⇒ 昆虫の目から見た棲みよい森づくり 蝶シリーズ第3回〜初秋編〜。 主催は烏川渓谷緑地市民会議 と当園地。  過去 2回において、それぞれ幾多の感動がありました。今回もまた、新たな発見や虫との出会いがあることでしょう。
〔今回の催しにおいて採集した昆虫は、観察した後 採集場所にて放すため、お持ち帰りできません〕





        管理棟前の石畳で吸水中