.    '10年7月24日

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水辺の生きもの観察会(7月24日開催)

 からすの学校 ・第36回は、水辺の生きもの観察会。 毎年、この時期の恒例イベントとして定着した感のある催しです。 講師は長野県環境保全研究所の北野研究員。 ご家族での参加が多かった今回。 炎天下で頭は暑く、清流に入って足は冷たく、 多くの生物が生きていることを知り心は熱くなる講座となりました。 観察できたのは、カワゲラ、カゲロウ、トビケラの仲間多種や、ムカシトンボ、イトトンボのヤゴ(トンボの幼虫)、 イワナ、アズマヒキガエルといった生きもの達でした。 終わってからのアンケートに、このような回答がありました → 『川ではついつい魚に目がいってしまうが、その魚を見かけるには今日見た虫たち、きれいな流れ、 森が必要ということを、子どもたちもわかった』 というもの。  まさにそのような思いを持っていただければとの願いのイベントであっただけに、主催者には励みとなるコメントをいただきました。









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ナイトウォーク in 烏川の森

 写真は、センサーカメラに写ったキツネ(ホンドギツネ)。 昨年の冬撮ったものです。 この場所は『獣道(けものみち)』。同じルートタヌキテンも行き来して いることが、センサーカメラで確認できました。昼間からは想像できないくらいの数(種類、頭数)の野生動物が園内に生息しています。  そんな動物たちに思いを馳せようと、『ナイトウォーク in 烏川の森』 を開催いたします。 烏川周辺に棲む野生動物について研究者からお話いただいたあとは、いざ暗闇の森へ!  実際に動物に出会える可能性はひくいのですが、彼らがどんな環境で過ごしているかは実感できるはずです。 他にも、 センサーカメラやバットディテクター( ← コウモリの出す超音波を人の耳で聞こえる可聴音に変換する装置)、 クマやサルの生態調査に使う テレメーター の紹介もおこないます。







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犬千本茸

 ヤナギの根元にびっしりと生えたイヌセンボンタケ。名に冠した『千本』はどうやら誇大広告ではないようです。ところで、キノコ(菌類)には樹と共生する菌根菌と樹を腐らせる腐朽菌があり、イヌセンボンタケは腐朽菌です。 また、キノコは菌類にとって植物でいう‘花’に相当します。その花が咲いているということは この樹〔オノエヤナギ〕では菌糸の生育が進んでいる=腐朽が拡大しているということ。  近い将来、枯れるか、それとも枯れる前に倒れるか… そこで問題は いつ伐採するかということ。 安全を優先すれば、すぐにでも伐るべきでしょうが、さりとてキノコが生えている樹をすべて処分することは 当園地の主旨に反します。 あわせて、樹を前にすると 『お前に伐られるために、ここで数十年生きてきたのではない』との声が聞こえるようで、引導を渡す畏れがあるのでした。