.    '10年8月28日

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昆虫の目から見た棲みよい森づくり

  昆虫の目から見た棲みよい森づくり を開催しました。森林エリアに棲息する蝶を観察することで、 森づくりに結びつけようという、烏川渓谷緑地市民会議の試みです。 この日観察できたチョウは 30種近く。 ミヤマカラスアゲハ、アサギマダラといった素人うけするものや、ヒメキマダラヒカゲ、クロヒカゲ、オオチャバネ、イチモンジセセリ、 ダイミョウセセリ といった渋い種類や、メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、シータテハ、サカハチチョウ、ミスジチョウ、イチモンジチョウ、コミスジなど。また シジミチョウの仲間では、ゴイシシジミ、ルリシジミ、 ベニシジミ、ツバメシジミ、ウラギンシジミ、アカシジミなどが確認できました。 [私見ながら… 人の介入により、これまでいなかった蝶が出現することの良し悪しは一概には語れません。 人間にとって好ましい生きものが増える一方で、関心をもたれない生物が減る危険性が否定できないからです]









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月の輪

 センサーカメラに写ったツキノワグマ。漆黒の闇に真っ黒な毛並み、くっきりとした月の輪が印象的です。 当園地としてはきわめて異例な措置ですが、クマ対策として、数日間一部エリアへの立入りを規制しました。当地はツキノワグマの生息域であり、周辺を含め毎年目撃情報があります。 今回あえて規制したのは、園路沿いにあったミツバチとアリの巣が餌場となったからです。採餌に集中していてヒトに気づかず逃げるタイミングを逸したり、餌場の周辺にヒトが立入ることの危険を回避するための措置です。
 結局数日で餌源が食べつくされたため、規制を解除しました。 まもなく、クマの食物は、アリやハチからコナラ、ミズナラ などのドングリに替わります。冬に備えて皮下脂肪を蓄える時期になるからです。 例年 9月中旬には、このあたりから離れて山の中に移動することが、これまでの調査からわかっています。



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   お腹いっぱい食べられる季節は、もうすぐそこに


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ストップ アメリカザリガニ

 園内レクチャールームで飼育中のアメリカザリガニ。幸いにも園内を流れる烏川と小野沢川での生息は いまのところ確認されていません。 ではなぜ、ここにいるかというと、以前おこなったイベントで、園内の川にはどのような水生生物がいるのかを調べた際 いないものの例として他の川で採取した個体です。
  一度飼育をはじめてしまえば、採取場所に戻すか、死ぬまで飼い続けなければなりません。他の河川へ放すことは絶対にしてはならないこと。ちなみに烏川へのアメリカザリガニの放流は、長野県の条例(漁業調整規則)で禁止されているため、放せば違法行為となります。 言い換えれば、法律で規制が必要なほど深刻な状況にあるということです。 子どもたちの環境学習教材として安易に扱うことは慎まなければなりません。 これは単に外来種に限らず、ホタルやカブトムシなどの遺伝子汚染も同様です。





        環境省 『要注意外来生物』 指定