.    '11年5月19日

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月・日・星

 写真は園内で撮影されたサンコウチョウ。  『ツキ() ヒ() ホシ() ホイホイホイ♪』 と囀(さえず)ることが三光鳥(サンコウチョウ)の名の由来とか。 確かに後半の 『ホイホイホイ』 と聞こえるのに異存はないのですが、前半がどうも…(・_・?  個人的にはイカルのほうが 『つき ひー ほしぃ』と聞こえます。 そう聞こえる人も多いようで、イカルの別名をサンコウチョウとしている地域もあります。 もっとも、サンコウチョウと違いイカルの囀りはさまざまな聞きなし〔←鳥の鳴き声を人間の言葉に置き換えること〕があるようです。 当WEB管理人が気に入っている聞きなしは『お菊 二十四(おきく にじゅうしー)』 『赤え衣こ着い(あけべこきぃー)』というもの。 何とは無しの色気を感ずるのでした。  …と本題からずれてしまいましたが、これからもサンコウチョウ飛び回る園内でありますように。







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白蛇

 園内で撮られた白い蛇。 こんな珍しい生きものが 身近に棲んでいたなんて… 大きさから推して、数年あるいはそれ以上、この園地で過ごしていると思われます。 白蛇は希少性が高く、縁起の良い動物として信仰対象になっています(逆に凶事とする習俗も)。 天然記念物指定の岩国のシロヘビのように一般には‘アルビノ’ですが、この個体は瞳が赤くないことから、そのアルビノではありません。 それでは何か!?  『色素の減少により白化した動物の個体』を白変種(リューシスティック)といいます。しかし白変種はアルビノ以上に稀であり、国内において白変種ヘビの存在記録はほとんど無いようです。 研究者に聞いてもこの写真だけではなんとも判断がつかないとのこと。第一、これがアオダイショウなのかシマヘビなのか、それすら不明です。白色は目立つため天敵に発見されやすいとか。 なんとか長生きして欲しいものです。





         2m余りありそうな 大物


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ネイチュア・フィーリング自然察会

 当園内において別の団体による同様の企画が開催されてきましたが、主催者を当園地管理事務所に換えてから初めてのネイチュア・フィーリング自然察会を実施しました。  開催文にあるとおり 『それぞれの人が持っている感覚を使って ゆったり園内を散策し、自然との出会いや楽しみをみんなで分かち合う「感じること」を目的とした自然観察会です。 こどもも大人もからだの不自由な人も誰でも気軽に参加できます』 を念頭に行いました。 そこで、いざふたを開けてみてちょっと残念だったのは、参加者がすべて大人の健常者だったこと。 しかし、もうひとつの眼目であった 『講師はいません。参加者全員が「主役」で「案内役」です。 ゆっくりとした時間の中で 感じる自然から、新たな発見があるかもしれません』 の方は、ある程度達成できたのではと考えています。





      触ってみたり、匂いを嗅いでみたり