んっ!?
アザミオオハムシ。名前のごとく幼虫も成虫もアザミを食草としています。 ただし、写真は本来の姿ではありません。 はち切れそうなお腹には卵が入っています。 まさに、【臨月を迎えた妊婦さん】状態なのでした。
やがて産卵が終われば、もとの大きさ…お腹(背中)は翅の長さと同じになります。 ですから、写真の個体は、体長が本来の倍近くあることになります。
他にも ヨモギハムシ、クルミハムシをはじめ、ハムシには‘産みの苦しみ’を感じさせるものがいます。なかでもクルミハムシは、妊娠前(?)の姿からは想像できない「えぇっ!どうしちゃったの!?」という驚きの体形になります。
ところで、ハムシ(葉虫)は、草食性であることからの命名。その仲間に トゲハムシ(棘葉虫)別名 トゲトゲがいます。体に棘があることからの判り易いネーミング。
しかし、なかには棘のない トゲナシトゲトゲ という、自己矛盾に満ちた名の虫もいます。
|