.    '11年12月7日

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野生傷病鳥獣の一時的保護 〔続編 その7〕

 『飛んだっ!』
カーテンレールから颯爽と飛翔したのは 当園地に来て110日目のムササビです。 場所は育ての親(スタッフ)の家。 聞けば、カーテンを駆け上がってレールから滑空したとのこと。木登りする動物に進化したムササビの爪はとても鋭く、時には凶器となります。 その爪を立てて駆け上がったカーテンはきっと…( ̄□ ̄;)  それにしても、ずっと気がかりだった 『親から教わらなくても飛ぶことができるのか?』は、ひとまず安心。遺伝子はムササビの本能行動を伝えてくれました。 いずれ彼女も自然の中で、この姿勢のまま 数十mあるいは(条件が整えば)それ以上をひとっ飛びするのでしょうか。 『いいなぁ 空を飛べて』とムササビを羨ましく思われましたか?そんな方にお薦めなのがコレ⇒ ムササビスーツ 〔←YouTubeにリンク : 【注】音が出ます これを使えば、気分はすっかりムササビに!







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野生傷病鳥獣の一時的保護 〔続編 その8〕

 ムササビネズミ(マウス)の対決。勝敗は…マウスのホイール部分 (指で上下方向の回転移動を行う機構) のゴムを噛み切ったムササビが、ドクターストップによりテクニカルノックアウト勝ち。 (ちなみに、ドクターはWEB管理人。なお、緊急医療チームが出動し 負傷部を接着剤で修復。ネズミは復活しました!)
  生涯伸び続ける歯を、絶えず削らないといけないのが【齧歯目】動物の宿命。 自然界にいれば、多くは樹や実を齧るだけでしょうが、今や文化生活にどっぷりつかった彼女は、 ゴムや紙、(人の)指など、手当たり次第に噛みまくっています。 (もっとも、ヒトの指を齧るのは、歯を削るためよりも防衛本能からなのでしょうが) 注意すべきは電気コードやパソコンの信号ケーブルなど。  そこで、彼女が事務所内を動き回る時は、机の下にもぐりこまれない対策をしています。とは言え、目が離せない存在であることは否めません。   





   気づいたときには、すでにネズミは瀕死の重傷


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七色大カエデ (オオモミジ) (園地外情報)

 当園地のある安曇野の北東に位置する信州あづみ野 ・池田町。 『北アルプス展望の里』を標榜するだけに、その眺望の良さは言うまでもありません。 なかでも大峰高原は絶好のビューポイントと思われます。そこに 「大峰高原七色大カエデ」と命名された一本のカエデがあります。 当WEB管理人もかねてよりその評判を聞いてはいましたが、これまで見たことがありませんでした。最近になり来園された方から「あれはヤマモミジですか?」 との問合せがあったため遅ればせながら現地に行ってみました。 立っていたのは、落葉が終わったオオモミジ。 カエデの孤立木にありがちな幹焼けもなく樹勢は問題なさそうでした。 人が根元を踏み固めることでの衰退を防ぐため、広範囲 (山側:約20m、谷側:約10m)を立ち入り規制しているのが功を奏しているようです。願わくば 写真右奥のアズキナシにも同様の対策をして欲しいものです。





            オオモミジ     アズキナシ