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ブナもやし (旬情報 番外編)
写真は 当WEB管理者が講師を務める講座で訪れた下高井郡野沢温泉村 ・上の平高原のブナ林です。
昨年、北信(長野県の北部)方面のブナの実は大豊作でした。 多くの樹木は、毎年同じ量の種を結実させるのではなく、生り年(なりどし)があることが知られています。
ブナは 6,7年周期で大豊作 ・凶作 ・並作が巡ります。 おそらく去年の秋は、ブナの実を糧とするネズミなどの動物が急増したことでしょう。
それらの食害を受けながらも、まだまだ一面の芽生えがあり、このような‘ブナもやし’状態となっています。 小道一面に生えているため、注意して歩いても多くを踏みつけてしまい、後ろめたい思いが…。
しかし、まもなくその多くが『ブナ苗立ち枯れ病』で枯れて、後には葉の無い茎が、まるで一面につま楊枝が立っているかのように残されます。たとえ生き残っても、その後数十年にわたり、生存競争が続きます。
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子葉(双葉):下の葉 と 本葉:上の葉 の二段構造
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