生きた化石
写真はムカシヤンマ(ムカシヤンマ科ムカシヤンマ属)。
国内では他に仲間のいない種(一科一属一種)であり、日本固有種(日本にしかいない)トンボです。
多くの地域(都府県)において絶滅危惧種になっています。(ただし、長野県では指定されていません)
幼虫(ヤゴ)は、水温が低く、水質がきれいな水がしたたり落ちるコケに包まれて過ごし、成虫になるのに 3〜4年かかるといわれています。 この個体も数年の穴蔵暮らしの後、ようやく空を飛ぶことができたのでしょう。
それにしても、長野県では絶滅危惧種でないとはいえ、やはり見る機会は少ないようです。 当WEB管理人自身、開園当初(2002年)に観ました(⇒ これ)が、
それ以来今日まで、園内で確認したことはありませんでした。 しかしこうして 10年目にして再び出会えました。この10年の間、命のつながりが途切れなかったことを知り、安堵したのでした。
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