.    '14年6月30日

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新道開通

 まもなく、新たな園路が供用開始になります。 ご覧のように、いまだ風景に馴染めず‘浮いた存在’ですが、2年もたてば落ち着きます。 ちなみに 1年半前に開通した園路の今の様子は ⇒(写真にマウス・オン)『ねっ! 結構いい雰囲気になっているでしょ!』  開園以来 丸12年が過ぎた当園地。 12という数字は‘時’との関連を連想させます。時計は12時まで、年は12月まで、さらには十二支(子・丑・寅…)。  今となっては、13年目を迎え十二支が一巡したことの感慨があります。 そして、園内のあちこちで、草木の移り変わりが目につきます。自生する野草の種類が変わり、樹のなかにはすっかり大きくなったり繁茂しているものもあります。 それらをエサとする虫や動物も当時とは変わっているはずです。十数年という時間は、長い時を要す自然変化にとっても、けっして短くはないようです。 はたして、この新道の 10年後は?





 市民会議会員によるチップ敷きの作業が終われば開通


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猛攻撃!

 事務所の車のドアミラー相手に、盛んに攻撃するキセキレイ。 キック攻撃、つつき攻撃を繰り返し、時には糞攻撃も。足跡・羽の跡が鏡やドアガラスに残され、ミラーカバーやドアガラスは糞まみれになりました。 鏡に映っているのが自分であると認識することを【自己鏡像認知】といいます。ヒトは 2歳ぐらいまでに獲得できる能力ですが、他の動物のほとんどはそれが無い (← 鏡に映っているのは他者)と理解しているとのこと。そこで、このキセキレイも排除行為をしていると考えられます。 それにしても相当な勢いで鏡やガラスにアタック しています。そのため、体のぶつかる音やガラスを爪で引っ掻く音が思いのほか大きく、思わず『大丈夫かぁ!?』と心配になります。 そんな、誰にも聞けなかった野鳥の行動の不思議さ・面白さについて、7月6日開催の森林エリア探鳥会において、研究者からじっくりと聞くことができます。





       写真にマウス・オンで… 戦闘中


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害虫? (園地外情報)

 『イチイの樹の枝が枯れたので診て欲しい』との要請がありました。行ってみると、数本の枯れ枝(すでに切除)の近くにはおびただしい数の丸い穴が開いていました。 穴の大きさや形状からカミキリムシの脱出孔(樹の中で育った昆虫が外に出る際に開ける穴)と思われます。 樹木にとって害虫となる昆虫には二種類あり、健全な樹を加害する一次性害虫と、衰弱したり枯れたりした樹を加害する二次性害虫がいます。 イチイの一次性害虫としてのカミキリムシは知られていません。何らかの原因で部分的に枯れた箇所でカミキリムシが育ち(食害し)脱出したと考えられます。 穴の数や様子から、ここ数年にわたり産卵 ・成虫発生が繰り返されているようです。幼虫の生育場所によっては、将来的に水ストレスで枯れる危険性もあります。そこで、粘着剤を使い、相手をつきとめる事にしました。 さて、捕まるのは誰?





   幹に巻きつけてあるのが、捕獲用の粘着テープ