.    '15年4月21日

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春本番

 園内に春の訪れを実感させるヒメギフチョウ。園内では、ヒメギフチョウよりも早くから、ルリタテハ、シータテハ、テングチョウ、ヒオドシチョウ、クジャクチョウなどの飛翔が見られます。 しかし、それらはいずれも成虫で越冬した蝶たち。一方、ヒメギフチョウは蛹で越冬して、最近になって羽化したばかりです。  わずかな期間、カタクリなどの花々を訪れ、雌はウスバサイシンの葉の裏に薄緑色の真珠のような卵を産み、まもなく、成虫〔ちょうちょ〕としての短い生涯を終えます。 冬を越して、毎年繰り返される出来事が、毎年新鮮に感じられるのが今の時期。 数々の再会と新たな出会いに、片時も目の離せない毎日です。
 なお、園内での昆虫採集あるいは植物採取は禁止されています。園内にあるものは皆のもの(=誰のものでもない)。 今そこにあるがまま ・いるがままに、じっくり ・そっと観察してみてください。





        今年も出会えた 〔春の女神〕


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BBQ禁止になりました

 今年度から、園内での全ての火気使用が禁止になりました。 写真は、昆虫観察の目的で来園されたグループの昼食風景。 お弁当やおにぎりを食べていらっしゃいます。この横には、枝にとまって盛んに囀るオオルリに見入っているバードウォッチャーやアマチュアカメラマンの姿が…。 今の園内は、酔客の喧騒は無く、焼肉の煙や臭いもしないことから、野鳥の囀りや川の水音が鮮明に聞こえ、野山本来の匂いがしています。  なお、火気を使わない飲食は、これまで通り自由におこなえますが、くれぐれも、ゴミの放置はご遠慮ください。 環境汚染や、野生動物の餌付けとなるため、火気使用と同様、長野県都市公園条例により禁止されています。 今ある環境を後世の人につなげるために、あるいは、野生動物と共存するために、ご理解ご協力をお願いいたします。





   これからは、こんな風景が多くなるのでしょうか


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桜探訪 (旬情報 番外編)

 定員を上回るお申込みをいただいた『桜探訪』。今年もまた、参加者の皆様とともに素晴らしい桜と出会うことができました。  『樹木のことをもっと知ってほしい』との思いで始めたこの企画。春は桜、秋は名木巨木を訪ねて、今年で 8年目になります。企業や行政とは違い、個人レベルで有料のイベントを企画運営すること、 さらにはそれを継続させることは相応の苦労がともないます。悪戦苦闘の毎回ですが、参加者のお礼の言葉で報われます。 それに相通ずる思いが当緑地主催イベントにもあります。   なお、当緑地において近々予定しているイベント⇒ オオルリ観察会  植物の楽しみ方と写真教室 カタクリ観察会 は、すべて定員に達したため、受付は終了させていただきました。  せっかくのお申込みをお受けできなかった皆様に、お詫び申し上げます。 5月以降の催しに、ご期待ください。





       お見事! エドヒガン (江戸彼岸)