.    '15年12月11日

   .

冬なのに

 水辺エリアの吊り橋から望む蝶ヶ岳も、そろそろ冬の装いになってきました。去年の今頃は、森林エリアでは5~15cmの積雪がありました。 天気予報によると、今年はまだしばらくは降雪の予測はなく、気温もこれまであまり記憶がないほどの高温で推移しています。 地上が雪に覆われるとエサ探しが困難になる動物や、低温になると体力を消耗する動物には、ありがたい気候なのでしょうが…  一方で、雪が無かったり低温にならないと困る動植物もいるはずです。 とはいえ、やはり多くの動物にとっては、暖かい冬 ・雪の少ない冬はありがたいことでしょう。  野生動物の個体数調整の大きな要素に‘冬期を生き残れるか’があります。エサ不足と低温が原因で多くの野生動物が春を待つことなく死んでいます。   数年前の大雪の年の春先に、シカをはじめ多くの野生動物の死骸がみられたようです。 はたして、来春は…







   .

探鳥会

 本来であれば森林エリアで開催の予定でした。しかし、前日に降った雪の影響から、急遽、会場を水辺エリアに変更して実施しました。 まずは室内で野鳥の行動や食性、冬鳥についてなどの講義の後、いざフィールドへ。実際に姿を見られたのは、ヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、コゲラ、エナガ、ヒヨドリ、カケス、トビ、キバシリ、ハイタカと少なかったのですが、 サルの群れやキイロスズメバチやカケスの巣 といった野鳥以外の見ものを観察したり、(一見すると邪魔に思える)枯れ木や藪が、小鳥たちにとっていかに大切かといったことから、昆虫についてのあれこれにまで話しはおよび、 ご参加の皆さんそれぞれに楽しんでいただけたようです。
 なお、次回のイベントは 1月に‘からすの学校’としての、‘アニマルトラッキング(座学)’と‘スノーシューハイク’を予定していますので、ご期待ください。







   .

冬期対応について

 当緑地は通年オープンしていますが、冬期シーズン対応として、12月1日から3月末までの間、環境管理事務所以外のトイレは閉鎖させていただきます。 (なお、管理事務所を12月29日~1月3日までクローズさせていただくため、恐れ入りますが、この間は同トイレのご利用も不可となります)
 駐車場について…管理事務所駐車場は(年末年始を除き)除雪しますが、それ以外の駐車場は積雪が一定を超えた時点で閉鎖させていただきます。 なお、当緑地に通ずる県道の除雪は、降雪の後、比較的早目に行われますので、安心してお出かけください。 ところで、来年は申年(さるどし)。年間を通じて、園内でもっとも多く見かける大型哺乳動物は(ヒトを除いて)サルです。(写真は、その一場面+α)  25種類の大型哺乳動物が確認されている園内で、干支に出合ってみませんか。