危険信号
樹高30m、胸高直径60㎝のカラマツ。園内では巨木グループに入る1本です。その根元に生えているのはハナビラタケ。遠目にはミズナラなどの広葉樹に発生するマイタケのように見えますが、こちらはカラマツやモミなど針葉樹に出ます。
【根株心材腐朽菌】に分類されるこの菌類は、公園の植物管理をする者にとっては悩ましい存在です。根元を中心にして、そこから上方に菌糸が繁殖します。
その結果、いわゆる《腐る》ということになります。 きのこは菌類の《花》ですから、その花が咲くということは、成長の最終段階にあるということ。 つまり、このカラマツの内部はすで相当に菌糸が繁殖して、腐っているはずです。
さて、伐らなくてもよいものか?
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