誰の仕業?
森林エリアで散見するリョウブの傷ついた姿。オレンジ色になった原因は… 何らかの理由で樹皮が剥がされ、そこから滲出した樹液が、樹液酵母菌により発酵し、その後、
フザリウム菌(カビの一種)が繁殖した結果、このようになりました。樹液が酵母で発酵しただけならば食べられそうな気もしますが、その後のカビの繁殖が問題(?)なので、口にする気にはなれません。
ところで、誰が樹皮を剥いだのでしょう。食痕を見るとニホンジカあるいはカモシカに思えます。両種とも上顎に歯が無いため、下顎の前歯(門歯)を幹に差しこんでから樹皮を剥がします。
この樹には、そのような跡が残っています。これまでは、シカ害の無い園内だったのですが…
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