.    '16年10月22日

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ガッカリ

 2本立ちしていた アワブキ の片一方が根元から折れてしまいました。成長の途中で2本に分かれたのではなく、隣りあって生えた別個体が、これまで一緒に育ってきたのですが… 成長の過程で うまく癒合すれば問題無かったのですが、 2本の接合部分に樹皮(【入り皮】という)を挟んだまま育ったため癒着しませんでした。 その結果、 片側には根が無いため、肥大して重くなった自分自身の重量に耐えきれずに引き裂かれるように折れてしまったようです。ところで、 この樹が倒れたことを残念がっているのは当WEB管理人だけではないはずです。 開園以来毎年スミナガシ (タテハチョウ科の蝶)が、この葉を食べて育っていました。 蝶ともども、ガッカリ…





     残った 1本も、同じ運命が待っている


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いまいち?

 お問い合わせの多い、紅葉状況ですが…  どうやら今年は、イマイチのようです。例年なら真っ赤に色づくツタウルシも、こんな様子です。 落葉樹は秋になると、葉にある有効成分を枝に回収する一方で不要な老廃物を葉に溜めてから落とします。 葉が落ちるのは、柄の付け根に離層という壁ができ、やがて酵素により壁を分離するからですが、その作り始めるきっかけに、なんとも興味深いもの感じます。 というのは… 葉が植物ホルモンの一種であるオーキシン を作り続けている間は壁ができず、作らなくなると壁ができます。 まるで、己の役目を果たし終えて潔く散っていくかのようです。 〔紅葉のメカニズムについての過去の話題は → こちら





 紅葉の見事さに、伐り取って持ち帰ると悲惨なことに…


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こちらも いまいち? (園地外情報)

 自然観察グループをご案内して行った、白馬三山白馬鑓、杓子、白馬)を目の前に望む北尾根高原。 八方に向かう黒菱林道沿いにあり、 昨年から歩道や施設を整備したばかりの、まだあまり知られていない観光スポットです。 この日訪れた写真の場所は、3日前から行けるようになった、出来立てホヤホヤのルートです。 しかし、 ここも紅葉はイマイチでした。ブナ林のため、もともと黄葉が主になりますが、カエデ類(ハウチワカエデ、コミネカエデ、ヤマモミジ) や ヤマウルシ、ナナカマドなどの紅葉がパッとしませんでした。 なぜ紅くならないのか? その理由は… 樹が 『今年は、エネルギーを使ってまで、紅くする必要が無い』 と判断したからです。





      白馬三山を目の前にしての お弁当