冬を生き抜く ニホンザルの子供たち。兄弟なのでしょうか? このわずか前までは、けたたましい叫び声をあげて追いかけ合ったり、取っ組み合いをしていました。 さて、これは 大喧嘩勃発… と思いきや。しばらくするとこんなほほえましい光景になりました。サル類では世界中で最も厳しい環境に生息するニホンザル。研究者によると、『日本は野生の霊長類を身近に観察できる先進国では珍しい国』とのこと。 ここ安曇野に限らず、国内の多くの地域では 厄介者扱いされがちな存在ですが地球規模で捉えれば極めて希少種です。 厳しい生き方を選んだ ニホンザルにとって 冬を生き延びることが大問題。雪で隠された食物を探し出し、寒さに耐える日々が続きます。
氷柱(つらら) ありがちな言い回しをするならば、『氷のカーテン』。 管理事務所の片側一面に、見事にできあがりました。 つららができる条件は寒さだけではありません。屋根の積雪を解かす暖かさと それを凍らせる寒さが、ほどよく繰り返されてこのようになります。 この日の明け方の気温は氷点下 9℃、今シーズンの最低を記録しました。 日中も 0℃までしか上がらないため、雪は解けません。天気予報によると、この後 2日続いて氷点下 10℃になるとのこと。 雪解け水を凍らせるに十分な温度です。一方で、日中は 2℃~4℃の予想気温ですので積雪も解けるはず。 ところで、雪がとけると何になる?… 『雪が溶けると水になる。 雪が解けると春になる』
合掌 (園地外情報) 我が家の飼い猫の犠牲になった ミソサザイ。過去には ウグイスも、その猫の餌食になりました。 …といっても、食べるわけではなく、捕まえて飼い主(当WEB管理人)にプレゼントするのが目的のようです。それが証拠に、外から脱兎のごとく飛び込んできて、飼い主の前に咥えている獲物をポトリと落とすのです。 それにしても、このミソサザイはどこにいたのでしょう? 考えられるのは、湧き水でできた庭の池。日本の野鳥のうち、小ささでベスト3 (キクイタダキ、ヤブサメ)ながらも、囀りは大きく、ワンフレーズが長いため、初めて聞くと肺活量のある大きな鳥を連想します。その意外にも小さい姿は、年間を通して当園内で観ることができます。