どこから来て、どこに行くの? (その1)
このあたりでは、冬にだけ出会える シメと、園内に落ちていた羽根(丸写真)です。シメの羽根(風切羽)は、先端が切り取られたように欠けているという、他の野鳥には無い特徴があります。
園内には、シメが好んで食べる カエデ類が多く自生していますが、その実を餌とする野鳥はあまりおらず、シメの他にはイカルが食べるくらいです(カラ類がたまに食べている)。 太くて短いくちばしは、カエデの実を割って食べるのには、おあつらえ向き
(噛む力は30kgにも及ぶと言われています)。 『目つきが悪い』などと、自分のことを棚に上げて言う人も多いのですが… 冬の間見かけたこの鳥とも、もうじきお別れ。まもなく、繁殖のために北の国へ飛び去ります。
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