.    '17年3月1日

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樹齢 500年

 それまであったものが老朽化したため、架け替えた 4mほどの橋。 一見すると、なんの変哲もない木橋です。 ところが、何を隠そう、園内に生えているどの樹よりも樹齢の高い木を使っています。 この木が伐られた時の樹齢は、おそらく 400~500年。  小口(切断面)の年輪の緻密さから、いかに年を重ねていたかが判ります。(←写真にマウス・オン)  年輪幅は 1mm程度。  1年間で 1mm くらいしか成長していなかったということです。  材となったこの木は米ヒバ (英名 : イエローシーダー)という北米原産の外材です。 名前に、ヒバあるいはシーダーと付いていても、アスナロ属やスギ属ではなく、ヒノキ属の樹。5世紀生き続けた老樹に敬意を表します。





       いまだ、米ヒバ特有の芳香がする


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ヒヨっ子

 上の橋のたもとに生える ケヤマハンノキ
こちらの樹齢は20数年ほどと、まだまだヒヨっ子です。 とはいえ、樹高13m、胸高直径30cmほどあり、それなりに大きく育ちました。 そして今はすでに、おびただしい数の雄花 (丸写真内。なお、右上にちょと見えているのは雌花のつぼみ) が育っています。  ケヤマハンノキは樹としては短命な樹種です。特に園内においては、コウモリガ(蛾の一種)の幼虫に起因したり、場所によっては、人が根元に近づき、 地面を踏み固めることが原因で多くの樹が枯れています。実は写真の樹も、すでに弱り始めています。 片や500年を生き、片や2,30年の命。しかし、いずれもが、ヒトがいなければまだ長生きできました。





       よく似た タニガワハンノキ も自生する


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フリークライミング

 子ザルがフリークライミング(ボルダリング:ロープを使わずに岩や岩壁を登るスポーツ) を楽しんでいます。 上っては下るを繰り返していることから、遊んでいることは明らかです。木登りが上手なのは今さら言うまでもありませんが、このようなブロック塀の上り下りも自由自在、思うがまま。次々新たなルートを開拓しています。
  『遊びとは、知能を有する動物(ヒトを含む)が、生活的 ・ 生存上の実利の有無を問わず、心を満足させることを主たる目的として行うもの』 「Wikipedia より引用」 と定義されます。
ペットはともかく、野生動物の多くは、大人になると遊びをしなくなるようです。 実利や損得ではなく、心を満足させる遊びをしたいものです。





         下りのルート開拓は難しい?