元気、いっぱい 頭を下にして、樹を駆け下りてきたホンドリス。こちらと目が合って、固まったまま 数秒間が過ぎた時の写真です。 これまで、園内で確認された大型哺乳動物は、カモシカ、キツネ、タヌキ、ノウサギ、イタチ、テン、オコジョ、ヤマネ、ニホンザル、ツキノワグマ、ムササビ、モモンガ、カワネズミ、アカネズミ、トガリネズミなどですが、 その多くは、実際に姿を確認する機会は多くはありません。その中で、日常的に出合いが多いのがリスです。 年間を通じて観察できますが、真冬でも、厳寒の中、時には雪まみれになりながら、元気いっぱい走り回っています。 秋に木の実を貯めておき(貯食行動という)、エサ不足になる冬は、それを食べて乗り切ります。
愛くるしい お顔 うつむき気味に、なにやら じっと見つめているエナガ。 時に、シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ の群れと一緒に見ることが多いため、カラの仲間と間違われることがあるようですが、実際には エナガ科エナガ属の野鳥です。 カラ類同様、ごく普通に見られるため、出合っても『なぁんだ エナガかぁ』で片づけられてしまうことが多いようです。 しかし、よくよく観ると、配色といい、丸っこい顔とつぶらな瞳の愛くるしい顔立ちといい、バランスの良い尾羽の長さといい… なかなかの美形で、見ごたえのある姿をしています。見慣れてしまった動物でも植物でも、あるいは風景でも、改めてじっくりと見直せば、そこには、思いもよらぬ感動があります。
モノトーンの世界 ようやく雪が消えかけて、ここ数日ののどかな日和に、『春到来!』と油断した途端… 再び雪景色になりました。 『やれやれ また冬に逆戻りかぁ』との思いは、つかの間のこと。 それなりに積もった雪は、瞬く間に解けてしまいました。 まもなく3月も終わり。1年の4分の1が過ぎようとしています。そして4月を迎え、15日(土) には【第100回・からすの学校】を開催します。 当園地 『烏川渓谷緑地』の100回記念にふさわしい講座のタイトルは【カラスほどカワイイ鳥はいない!?】 カラスを語らせたら右に出る者がいない との誉れの高い講師をお迎えしての講座です。害鳥として扱われる野鳥の汚名返上。カラス通になること請合いですので、乞うご期待。