.    '17年12月25日

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冬芽観察

 からすの学校・第110回は、冬芽でわかる樹木観察。 【からすの学校】は今年で12年目・110回を数えます(天候事情により中止となったものを含める)。 その中で、同じテーマでの開催回数の多い講座のひとつが、この冬芽観察会です。  花や葉の無い今の時期、樹木の名前を知るには冬芽や葉痕(ようこん)で見分けることが有効です。 ちなみに、葉痕とは、落ちた葉の付け根が枝に残した養水分の通り道の痕跡のこと。  根から揚げる水と、それに含まれているミネラルを葉に送ったり、葉の光合成でできた糖(デンプン)を、枝を通じて幹や根に送っていた通道組織の跡です。 それらを観察するのに適した枝の採取方法や、観るべきポイントを学びました。





     どこを採るべきか、どこを観るべきか…


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宝の山

 充実しつつある頭骨コレクション。展示しているのは…  アオゲラ、アオサギ、アオバト、アカエリヒレアシシギ、オオタカ、オオルリ、カケス、カワセミ、キジバト、キビタキ、クマタカ、クロツグミ、シメ、スズメ、ツグミ、ツツドリ、トラツグミ、ヒヨドリ、ホオジロ、ホシゴイ、ミソサザイ、モズ、ヤマガラ、ヤマドリ etc。 頭骨以外にも、当緑地レクチャールームでは、野鳥の巣や羽、蜂の巣、野生動物の糞(!)等を展示しています。それらはいずれも、ひとつふたつならば、"がらくた" あるいは "ごみ" として扱われてしまいそうですが、数がそろうと価値ある蒐集品になります。 比較することで思わぬ発見があるからです。 多くの "がらくたの山" が "宝の山"になっています。




      一羽一羽それぞれに、物語がある 


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師走

 当緑地まで(車で)3分の場所から望む前常念岳(標高2,662m) と、その後ろに隠れるようにピークが見えている常念岳(標高2,857m)です。 北アルプス(飛騨山脈)の一部を成す常念山脈の主峰です。 なお、常念岳の山名の由来となっている 雪形の常念坊は前常念岳に現れます。  その常念岳も前常念岳も、師走の半ばに雪化粧しました。  そんな師走を迎えてのお知らせです ⇒ 年末年始 (12月29日~1月3日)は、管理事務所を閉所させていただきます。 ただし、この間も入園していただくことは可能ですが、トイレ利用はできません。 なお、1月4日以降は管理事務所及び管理棟トイレは、通年日中(8:30~17:30)オープンしています。




       来春まで、地肌を見ることはできない