.    '18年1月20日

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絶滅の危機 その1

 からすの学校・第111回は、【長野県のレッドデータ植物】。 生物多様性が豊か(← さまざまな生物が存在している)でありながら脅威にさらされている地域を『生物多様性ホットスポット』と称しています。  地球規模で見れば、人間の開発行為や気象変動が絶滅リスクを高める原因になっています。一方、長野県では、人間活動の縮小により、草地管理が停止して、草原が樹林化することでの絶滅危機が高まっているようです。植物の絶滅の数やスピードは、想像以上のものです。 その危機を減らすために我々ができることは… 講師曰く『身の回りの自然、植物を見つめることが大切』 なによりも『植物を見守る "人" が絶滅危惧種にならないように』




     人間活動が多くても少なくても影響が出る  


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絶滅の危機 その2

 山積みにした丸太が雪に覆われて、そこをすみか としたのか、オコジョが姿を現しました。   この愛らしくも獰猛な野生動物は、国(環境省)及び長野県において絶滅危惧種に指定されており、県指定天然記念物になっています。 ヒトに対する警戒心は、他の野生動物に比べて低いようです。 この時も、しばらくの間、近寄っては離れる という動きを繰り返しました。ヒトを恐れぬその様子は、山の民から『山の神の使い』と畏れられただけのことはあります。 このほか、園内で棲息確認や目撃情報があった絶滅危惧動物は、大型哺乳類や鳥類だけでも8種類余りいます。  これらの生息環境を保全 ・保護することが、当緑地の重要課題となっています。




 こちらと思えばまたあちら… まるで モグラたたきのよう


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樹から木に

 伐採したアカマツです。胸高直径60cm、樹高25m余りあります。 伐採した理由は『樹の下が、来園者の休息場所になっていて危険だから』ということ。 高さ20mあたりで二股に分かれていて、【入り皮】という状態にあったことから、将来そこから裂ける危険を見越して伐採したものです。 ちなみに樹齢は70年以上。当緑地ができるはるか以前に芽生え、この場所で生き続けていました。 そして今、運悪く、後からできた公園のために伐られることに…  本来であれば、この先、数十年あるいは百年単位で、永く永く生き続けたかもしれない生命体を終わらせたことの畏れと後ろめたさがあります。 先ほどまで生きていた『樹』は、倒れて、『木』になりました。




   根元が異常成長しているため、木材にはならない