.    '18年1月29日

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アイスキャンディ

 写真は、今シーズンになってからの最低気温 (零下12℃)を記録した日の出来事。日中の最高気温でさえ零下3℃までしか上がらない 冷え冷えとした一日でした。さらには、この日までの数日間は寒波の影響で寒い日が続いていたのです。 さぞやサルたちも寒かろうに… などという人の心配をよそに、子ザルがアイスキャンディを頬張っていました。 そういえば… 当緑地スタッフの飼い猫は、氷が大好物。 夏はもとより、真冬でもペロペロ舐めるとのこと。不思議にも その猫は、人一倍(… 猫一倍)寒がりだとか。 …それはさておき、園内の野生動物たちにとって、寒さよりも積雪のためにエサ探しが困難になったことのほうが深刻なのかもしれません。




  この時の気温は-3℃以下 見ているだけで寒い


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天使の羽

 写真の現象に付けられた様々な名称は… 【冬に咲く花】 【フロストフラワー(霜の花)】 【天使の羽】 など。上記と同じ日の朝、園内を流れる烏川も凍結し、その氷上で数時間だけ見ることができました。  霧氷 (生じ方によって 樹氷、樹霜、粗氷 など)の多くが樹の枝などに生ずるのに対して、こちらは氷の上で見られます。 気温や風、氷の状態など、様々な条件(偶然)が整って起こる現象です。 限られた時期や場所、わずかな時間だけであることなどから、北海道の いくつかの湖では、これを観るツアーがあるとのこと。   息を吹きかけただけで 崩れてしまいそうな儚く淡い出会いは、風が吹いたり気温が上がれば、瞬く間に消失してしまいます。




         泡沫(うたかた)の できごと


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春間近

 寒々しい話題の後に暖かなそうなお話しを一席…  写真はダンコウバイの冬芽。 花芽は今すぐにでも開きそうなほどに膨らんでいます。 園内で、もっとも早く開花する樹だけに、すでに春を迎える準備が整ったようです。 一方、同じ頃先を争うように咲く マンサクツノハシバミ、少し遅れて咲く アブラチャンイタヤカエデの花芽は、いまだ固いままです。 ところで… 樹の開花のタイミングは、春の暖かさ以上に晩秋から初冬の寒さが影響します。秋に休眠に入った冬芽を目覚めさせるには一定期間の寒さが必要となるからです。 言い換えれば、たとえ春早く暖かくなろうとも、前年晩秋から初冬の寒さが遅くなれば、開花が遅れることになります。 




           丸々と 太りました