.    '18年5月22日

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行く人 無い場所での自然観察

 第114回からすの学校は『ネイチャー・ウオーキング ~ 知られざる烏川の山道を歩く ~ 』。  雨天のため、一日延期して実施しました。 登山道や遊歩道として整備されているわけではない道なき道を歩いての自然観察です。地形・地質を中心に、樹木や野草、あるいは野鳥など、あれこれと話題豊富な講座となりました。 悪天候で延期した甲斐があり、この日は絶好の天気。道も思いのほか歩きやすく、快適な散策となりました。極めつけは、写真の場所での昼食。前常念岳を眼前に、至福のひと時を過ごしました。  これから後、7月の【信州山の日】、8月の【山の日】に開催する からすの学校を始め、新緑から深緑に変わっていく園内は目が離せません。





        安曇野のシンボル 前常念岳


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園内で 21種目のカエデ

 写真は、ナンゴクミネカエデ。これまで、よく似たミネカエデとの区別ができませんでした。成長して、ようやく花をつけるようになり、その正体がわかりました。ちなみに、この樹は雄株。そのため、実がつきません。 他にも園内に自生するカエデで、雌雄が別なもの(雌雄異株)は…ウリハダカエデ(←性転換することもある)、ホソエカエデ、ウリカエデ、アサノハカエデ、ミツデカエデ、コミネカエデ、チドリノキ、メグスリノキなど。 一方、雌花・雄花あるいは両性花が同じ樹に咲くもの(雌雄同株)は…ハウチワカエデ、コハウチワカエデ、ヒナウチワカエデ、オオモミジ、イロハモミジ、オオイタヤメイゲツ、ヒトツバカエデ、オガラバナ、イトマキイタヤ、カラコギカエデなど。





  以前は、西日本にのみ自生するとされていた


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器物損壊罪

 橋の親柱や高欄に、なにやら傷跡が見つかりました。いつだれが傷つけたのか、しばらくの間わかりませんでした。 しかし、ようやく犯行現場を目撃することに… 犯人は、キイロスズメバチでした。 どうやら、巣材とすべく、ここぞとばかりに削り取っているようです。 これまで、生きた樹木の樹皮を齧っているのを見かけたことはあっても、製材した柱では見たことが無かったため、思いつきませんでした。しかし、わかってみれば しごく当然のこと。 けっして珍しいことではなく、スズメバチのほかにアシナガバチも同様です。 ただし、スズメバチが外皮を削り取って使うのに対して、アシナガバチは外皮の内側の繊維を使うため、より丈夫な巣が出来上がります。





    円内写真は、せっせと仕事に励む働きバチ