肉食蝶
ゴイシシジミがアブラムシの分泌液(← 甘露)を食べています。『えっ!? アブラムシの排泄物がエサぁ?』と驚いてはいけません。
その幼虫は、アブラムシそのものがエサなのです。
日本の蝶の幼虫の中で、(一時期、肉食するのはいても) 完全に肉食性なのは本種だけとか。
園内で幼虫が食べるのは、シナノザサ、ミヤコザサに生息するアブラムシと思われます。
ところで、写真はササではなく、イネ科の草の アシボソ。
この近くにはエゴノキが生えており、そこにはエゴノネコアシフシという虫こぶができています。
その虫こぶを作るのは アシボソとエゴノキを行き来するエゴノネコアシアブラムシ。
… 生態系の連鎖を感ずる一場面でした。
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