小さな小さな きのこ
写真はチャダイゴケ(茶台苔)。茶碗を載せる茶台に因んでの命名でしょうが、むしろ茶碗そのもの、あるいは盃に似ています。
なお、苔と名付けられていても、実は菌類。ですからこれは、子実体(=キノコ)です。 直径は、わずか 2,3mm。そのため、群生していても、気づかないことが多いようです。なによりも変わっているのは、形と胞子。盃のような中に1mmにも満たない、まるで碁石に見えるものが詰まっており、その中に胞子が入っています。この状態で、雨を待ちます。雨滴が当たる力を使って外に飛び出そうという作戦です。
菌類は、まだまだ未知の世界(名も無い種の方が多いとか)。当園内にも、知られざるキノコが生えているかも…
|