恣意的な管理 写真は、当園地から車で数分の所にあるセリバオウレン群生地。 以前は当園地管理事務所周辺にも自生していたのですが、その場所では絶えてしまいました。落葉が厚く堆積したことが原因のようです。 それら堆積物を取り除けば、再び生えてくるかもしれません。しかし、そこで悩ましいのは… ヒトが可憐と思い、増やしたいと考えて、自然の営みに手を入れてよいものかということです。人手が入ると、どうしても『居心地良い明るい森づくり』を志向してしまいます。一方で、意に沿わないものは排除したくなります。 その結果、ヒトの価値観での恣意的な自然改変となる危うさがあります。とはいえ、ここは公園。やはり、ヒトを優先すべきでしょうか。
ラッコ ガモ? ここは、当園地から車で20分の距離にあるハクチョウ飛来地。すでにコハクチョウやオナガガモは旅立ち、今はヒドリガモやホシハジロ、コガモ、そしてこのキンクロハジロがいるくらい。 写真は、盛んに羽繕いする雌。あられもない恰好でお腹を出して横になったり仰向けになったり。この写真を撮った日から時が経た今。 すでに、この個体は旅立ったことでしょう。キンクロハジロが渡る先(繁殖地)は、シベリアからユーラシア大陸北部とのこと。 それはあまりにも広大な範囲で、写真の彼女が、はたしてどこを目指し、今頃どこにいるのか想像もつきません。願わくば、無事に長旅を終え、良き伴侶と夏を過ごし、来年の冬に再び、ここ安曇野で会えますよう。
オオルリ ウィークス 一方、こちらは、これから渡って来る夏鳥で、当園地を代表するオオルリ(写真は以前撮影)。 例年、4月20日前後から園内で姿を見ることができます。 そこで過去10年以上に渡り、毎年その頃に【オオルリ観察会】を1,2回開催して、毎回、『幸せの青い鳥を見たい』 との参加者から好評を博してきました。 そこで今年度は、4月19日~5月5日の間を、オオルリ ウィークスとして毎日 観察会を実施することにいたしました。 朝9時出発(要予約)を予定していますが、その他の時間帯でも対応可能な場合がございます。 ご希望がございましたら、事務所 (TEL 0263-73-0203)まで お気軽にお問い合わせください。 海や山を越えて来た彼らと、間もなく会えます。