恣意的な管理
写真は、当園地から車で数分の所にあるセリバオウレン群生地。
以前は当園地管理事務所周辺にも自生していたのですが、その場所では絶えてしまいました。落葉が厚く堆積したことが原因のようです。
それら堆積物を取り除けば、再び生えてくるかもしれません。しかし、そこで悩ましいのは… ヒトが可憐と思い、増やしたいと考えて、自然の営みに手を入れてよいものかということです。人手が入ると、どうしても『居心地良い明るい森づくり』を志向してしまいます。一方で、意に沿わないものは排除したくなります。 その結果、ヒトの価値観での恣意的な自然改変となる危うさがあります。とはいえ、ここは公園。やはり、ヒトを優先すべきでしょうか。
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