なぜ、ここに?
ノジトラノオ。よく似たオカトラノオに比べて花期が遅く、花の様子はより繊細に感じられます。
日当たりの良い草原に生えるオカトラノオに対し、ノジトラノオは湿った環境がお好み。しかし、写真の場所は日当たりがよく、湿地でもありません。オカトラノオではなく、本種が生育していることに違和感を覚えます。 とはいえ、自生しているからには、これまでその場所は適地だったのでしょう。
悩ましいのは今後の扱い。他の草木が繁茂すれば生育には支障となります。
だからと、それらを過度に排除すれば、直射日光により土地の乾燥化が進み、本種には不適地になると考えられます。
『余計なことをするな』と、草木に言われないためには、さて…?
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