.    '19年10月7日

   .

そろそろ…

 園内にも、なにやら秋の風情が漂い始めました。 空や雲や風や水、なによりも落葉樹の変化に、それを感じます。 最近は紅葉に関するお問い合わせが増えてきました。 それは時期や紅葉する樹の種類、見所 などについてです。 時期は、例年であれば10月中旬の後半~11月初旬が見頃となります。 落葉樹は200数十種があり、それらが紅葉・黄葉・褐葉します。
 時に勘違いされることがあるのですが、園内には日本に自生するカエデの 7割があるということから、『さぞや見事な錦繍に染まる園内』を連想される方がおられます。 しかし、実はカエデの多くは、紅よりも黄色や褐色になります。 森林エリア 彩の森で、それをご確認ください。





        季節の移ろいは、瞬く間


   .

まだ、いたの?

 写真は、10月に入って早々に 園内で撮った コサメビタキ。 毎年、園内での繁殖を確認している夏鳥です。 しかし、今頃は、とっくに旅立ったのかと思っていました。 もっとも、この個体が園内で営巣していたのか、あるいは ここよりも北の国で夏を過ごしての渡りの途中なのかは わかりません。  ところで、当緑地から直線で 20数km離れて、国内有数のワシタカ類の渡り場所である【白樺峠】があります。時に、そこで多くのワシタカが確認される日には、当緑地の上空でタカ柱を見かけることがあります。 その白樺峠でのサシバハチクマの渡りがほぼ終わろうとする今、君も急いで渡った方が良いんじゃないか… とは、余計なお世話でした。





  山を越え海を渡り、無事に長旅を終えますように


   .

ドロノキ広場

 当緑地・水辺エリアが最も混む夏シーズンでも、この 【ドロノキ広場】 に人影があることは、めったにありません。ここは穴場、お薦めの場所です。 ちなみに、ドロノキとは別名:ドロヤナギの名のとおり、ヤナギ科の樹木です。 胸高幹周1.5mの大木が生えていることから、そこを ドロノキ広場としました。なお、それは雄ですが、そこから 200mほど離れて、これまた同じくらいの大きさの雌の樹があります。 そして、その雌の樹の周りは、おびただしい数の幼木が生育しており、今や ドロノキ林の様相を呈しています。 なお、『これからの紅葉の時期には、ぜひどうぞ』とお誘いしたいところですが、恐縮ながら、現在道路工事の為、行くことができません。





        水辺エリアでは穴場の一箇所