握手 園内でもっとも出会う確率の高い野生動物のニホンザルに握手を求められました…(!?) 開園以来17年、徐々にサルとヒトとの距離感に変化が起きています。 開園当初は、人影が見えれば、蜘蛛の子を散らすように逃げたものです。 しかしやがて、ゆっくりと逃げるようになり、さらに時が経つと、なかには、こちらが視線を合わせずに、かつ適度な距離を保ってさえいれば、居続ける個体も多くなりました。 時に、サルの群れの中に入ってしまい、怖い思いをしたとの話を聞きます。もしもそのような際は目線を合わせず【徹底無視】してください。 威嚇してくる一因は、過去、ヒトにいじめられたことに対する反応(防衛機制)のようです。
第二の… 『漆黒の闇の中を音もなく飛び、確実に獲物を仕留めることができるフクロウ類。彼らのもつ卓越した能力の秘密は優れた視覚と聴覚をはじめとする特異かつ精巧な身体の構造にある。』 引用:樋口亜紀 「フクロウ」文一総合出版 p14 第130回からすの学校は、【フクロウ学習会】。 フクロウ研究の第一人者である上記著者を お迎えして、満を持しての講座です。 ところで、写真はレクチャールームにあるフクロウ(右)とオオコノハズクの剥製です。 フクロウはガラスに激突して、オオコノハズクは 畑の網に絡まって、それぞれ落命していました。 その後、ここでこうして、第二の人生… 元へ、 鳥生を過ごしています。
害虫… ? 『なにやら、樹の肌が、コールタールを塗ったように黒くなっている』との話があったので行ってみると… クリオオアブラムシの卵塊でした。 産卵を終えた雌が、そのままの姿で張り付くように死んでいました(丸写真内)。おびただしい数の卵と成虫、そのいずれもが真っ黒のため、離れて見るとまるで黒い塗料でも塗ったかのようです。 本来であれば、樹木への悪影響(新梢の成長不良やすす病の発生) があるため駆除対象とするのでしょうが、しばらくの間、様子を見る事にしました。 かつて、当緑地の計画段階において、新種のアブラムシ【オニグルミクチナガオオアブラムシ】が発見され、その保護のために計画の一部を変更したこともあります。