むかし むかし…
「緑の国勢調査」(正式名称は「自然環境保全基礎調査」)において【汚染されない小さな谷間の指標昆虫】に指定されている ムカシヤンマ。
日本固有種であり、ムカシヤンマ科ムカシヤンマ属ムカシヤンマの名前の通り、トンボ類のなかでは(ムカシトンボやイトトンボ類を除き)最も原始的な形態と特異な生態を持つ種です。
幼虫(ヤゴ)は、低温できれいな水質の水がしたたり落ちる、コケ類が繁茂した谷の崖などで生育するとのこと。
そのムカシヤンマが生息することは、まさに、当緑地が水・苔・崖の三拍子そろった環境にあることの証と言えます。
なお、当緑地ではこの他にも、これまでに20種弱のトンボ類が確認されています。
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