2011/3/4
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本田忠宏
貴社発行の「宇宙は何でできているのか」を読了しました。素粒子と宇宙については大変
興味があり、それらに関する殆どの著作や、放送大学等のテレビを見ていますが中々真実
が見えてきません。今回の著作に期待していましたが、私の疑問(下記ホームページに記載)
に答えてはいず期待外れでした。一般読者が、より探究心を持てば当然私と同じ疑問を持
つと思われるので、次著作では、(とても全部に答えられないと思うので)分かる範囲で解答
を示していただきたいと思います(同時に、分からないところはその旨明示して下さい)。
http://www8.plala.or.jp/hondatad/
上から4番目、
「宇宙/素粒子の疑問」(人類の宿題)
疑問を要約すると下記とおりです。
1.宇宙
宇宙の、加速しながらの膨張はダークエネルギーに因るとのこと。然らば何故離れるべき
天の川銀河とアンドロメダ星雲が接近したり、銀河同士が衝突して車輪銀河が生まれたり
するのか?
一方で、ダークマターが宇宙全体に偏在し、太陽系が天の川銀河に留まっていられるのも
その重力に因るとのこと。それではダークエネルギーとダークマターは同じ場に働くと思
われるが相互作用はどうなっているか?(それぞれの説明がご都合主義となっている)
2.素粒子
トップクオークの重量は酸素原子より大きく、またすぐ崩壊する、これが物質を構成する
最小のものとは言えない。こうした不安定なものでなく、それが崩壊してそれ以上変化し
ない物こそが究極の物質といえる。よって、小林・益川の標準理論には「?」が付く。
陽子、中性子はアップクオークとダウンクオークで構成されている。チャーム、ストレン
ジ、トップ、ボトム各クオークは陽子、中性子を構成していないのに物質の根源と言える
のか? また、アップクオークとダウンクオークは何で出来ているのか?
固体とは思うが、色、形状(球?)、硬さ(ダイヤモンドの10何乗硬い?)、重さ(比重)
等。(当然118の原子ではなく、どういう物質かということ。こういうことに興味はない
のですか?)
現在粒子のみが残っているのはビッグバン直前、物質のみしかなく(反物質はない)、物質
から物質が生まれたということである(加速器で物質―物質の衝突をさせれば物質のみが
生まれる)。ビッグバン直前の状態が説明出来ないところに問題がある。 以上