第74章 古代の合コン 歌垣 うたがき
歌垣とは 「斎庭」さにわなどで行われた男女交際の場。 当時の集団見合いの場 現在の合コンといえよう。
男女のコミニュケーションの取り方は 自分の気持ちを歌で伝え 承諾も断りも 歌で返していたらしい。
村社会の時代には やはり 血族結婚が多くなりやすく 村の血が濃くなるので
他族の「血」を入れる為に 1定の規則のもとに 男女交際の場が開かれていたらしいです。
というよりも いつの時代も 男女交際の場は必然的に生じてくるものです。
血族結婚の時代
血族結婚を避けて 村人同志の血を薄めるという発想は 当時の人々の生命学見地からではなく
後世の人間が考えた 「後付け理由」なのではないでしょうか。 つまり 温故知新おんこちしんなのでしょう。
つまり 人間の「古きを温め新しきを求める」という 本能の働きによると考えられるのです。
この 古きを温め新しきを知ることが 人間の成長や村社会の活性化・発展にも なったことでしょう。
ま 難しいこと言わなくても 人間は皆 新しいものに興味をもつものです。
昔からの諺にもあります 畳と女房は新しいのがよい……とか 台所と旦那は新しいのがよい……とか。
男女間の至福の時とは 新鮮な感覚を保ちつづけていられる時です。
人間誰しも、初めての出会いは 新鮮感が強いですので 期待感はイキナリ高まっていくものです。
この高まった温度とは つまり 初恋の思い出となって その人の心に残るのです。
この傾向は 男のほうが ハッキリでるのです。
男の一番の思い出の恋は いつまでも記憶に残っている 実らなかった恋なのです。
叶わなかった恋が 年を重ねるにつれて 淡い思い出として 心にこびりついているのです。
失恋のせつなさ これまたいいんだなあ〜 実らぬ恋の切なさ キュット胸が痛む苦しさ むう いいねえ!
あ スイマセン また 脱線しました……ボサツマン
村の血を薄め 子を増やす目的
男の旅人に 一夜妻として 村の娘を提供する風習も あったらしい。 なぬ!羨ましい……ボサツマン
この場合 旅人は村には定着できず 村は子種だけを貰い受けて 生まれた子は村の財産になります。
こうして 村の血を薄め 子を増やす目的の風習が 過去に 日本の村にはありました。
歌垣の場で授かった子供は どうなるのでしょう?
歌垣の場で授かった子供は 神の子として 村の責任で育てる”風習”があったようです。
花いちもんめは 歌垣の名残り歌
”あの子がほしい” ”あの子はやらない”などと応酬して歌う 「花いちもんめ」のわらべ歌は
男女集団交際の時に 歌垣うたがきで歌われた歌の名残りなのです。
女性が男を選んだ
斎庭さにわ で開催される歌垣では 乙女 人妻関係なく 女性が男性を選択できました。
しかし 村の長老が紹介する見合い話は 女性から 断ることができなかったようです。
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