レタリング 技能検定試験

 

レタリングとは、文字を書くこと

又は、書き表された文字書体をいいます。

活字書体の原図は

人によってデザインされ、

もともとは書かれたものです。

 

 

検定試験 程度 内容

   
4級・3級は、社会生活での実用的なレタリング技能にポイントを置くもので、4級は社会に通用している文字を「正しく書こう」とする態度が基幹となるものです。3級は、一般の職場などでレタリング特技者として通用する程度の人を対象とします。

2級以上は、専門的な立場で、プロのデザイナー又はアシスタントに要求される、知識技術が要求されます。正確さ、スピード、手ぎれいさ、造形力、創作力などが、一定水準に達していることが望まれます。
一般的に、スピードと手ぎれいさがプロの特徴で、そこがアマチュアとプロの大きな違いです。

   

4級

3級

2級

1級

基本の書体を理解し、整った文字を書くことができる。 基本の書体を理解し、その表現技術を持っている。 書体を選択又は創作し、表現する能力を持っている。 レタリング及び広く緒関連領域に渡る知識と、高度な専門技術を持っている。
   

知識問題

実技問題

   

4級

 
字体の理解 フリーハンドによる字体視写
   
書体の理解 和文基本書体拡大視写
   
●基礎知識、および用具・用材・用法の理解 欧文基本書体の拡大視写
   
 

3級

 
●字体の理解 ●フリーハンドによる字体表現
   
部首、部分、エレメントの理解 ●和文基本書体表現
   
●デザイン用語、用具、用材、用法の理解および基本的な書体に関する知識 ●欧文基本書体の拡大視写
   

2級

   
●和文書体についての専門知識 ●和文指定書体表現
   
●欧文書体についての専門知識 ●欧文指定書体表現
   
●専門用語の理解 ●書体造形および構成
   

1級

   
●高度な和文書体について
    の専門知識
●高度な書体造形
   
●高度な欧文書体について
    の専門知識
●高度な書体表現
   
●デザインの一般教養 ●文字の色彩表現
   

 

関連用語

字体 書体のもとになる骨組みのことで、「書体」は「字体」に一定の様式で肉付けしたものです。
書体 書体とは、字体という文字の骨組みに、ある一定のルールで肉付けし、様式化したものです。たとえば明朝体という書体は、「たてせん」を太く、「よこせん」を細くというルールによって、様式化された書体です。
和文書体 広く、日本字の書体の総称。活字化されている明朝体やゴシック体のほか篆書、行書、草書、歌舞伎文字などと呼ばれる勘亭流なども含まれます。
拡大視写 モデルを目で見た感じで、拡大して写すこと。スケール、ディバイダーなどを用いることもあります。
フリーハンド ここでいうフリーハンドは、製図器や定規類は一切使わずに、筆やペンなどで文字を書くこと。
ローマン体 欧文書体の代表的な書体。和文の明朝体と同じように、細い線と太い線で組み合わされているのが特徴ですが、サンセリフ体に対して、<セリフ>がついているのも、大きな特徴です。
サンセリフ体 ローマン体に対して、和文のゴシック体にあたるのがサンセリフ体で、これを和文と同様にゴシック体と呼ぶこともあります。セリフとは、ローマン体のステム等についているツメ状の飾りのことで、この飾りがなく視覚的に同じ太さの線で構成されているのが特徴です。用途も和文のゴシック体と同様に、印刷物では見出し用などに多く使われています。
部首・部分・エレメント 部首は漢字字体に固有のもので、辞書で漢字を探し出すときの手がかりとなるものです。漢字を字画構成によって分類する場合の代表となる部分のこと。

また、部分とは、それをさらに細かく分けた場合の各要素のことで、<てん> や <はね> <はらい> などがこれにあたります。

エレメントも「部分」と同じ意味で使われる言葉です。

欧文書体はおおむね、アッセンダー、エクスハイト、デッセンダーと、たてに3分割することができ、それぞれの基準になるのがベースラインなどのラインです。又、文字の各部分<エレメント>にも細かい名称がありますが、このうちステム、バー、ドット以外はローマン体特有のものです。

ちなみに、<サンセリフ>の意味は<セリフ>がないということです。
活字書体 活字になっている書体のことですが、必ずしも活版印刷のための鉛の活字には限らず、文字盤に使用されている写真植字(写植)用の書体なども含めて呼ぶのが普通です。

「レタリング技能検定ガイドブック」
財団法人 実務技能検定協会編
からの抜粋です。

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