第10章 メビウスの輪

運命とは時に残酷であり・・時には優しき物・・・レッドアイの暴走をめぐりそれぞれの事が大きく動こうとしている・・
メビウスの輪は人に与えるのもは幸福か不幸か・・・・誰にもわからない、人は今を生き
そしてはてしない未来へと歩みつづける・・・・止まろうとしても・・
それは止める事の出来ない運命と言う時間に人は向き合わねばならないのだから・・・

[ここがスマグね〜]
梨沙はスマグの魔法都市に立っていた・・ここは多くの魔法使いが在籍しており銀行やなどは無いが
図書館には魔法の専門書や神話や歴史などの書物が多くあり古都の活気とは違う活気に満ち溢れていた・・・
梨沙は図書館を探し出すといち早く向かい歴史関係の書物を漁っていた・・・
[ひあ〜流石に膨大な量ね〜ここから探すのは至難の業だわ〜〜]
と・・その時であった・・・

[あれ〜梨沙さんではないですか?]
[あ、Isanさん・・・]
そこには、髪はボサボサで丸眼鏡の若き青年WIzがたっていた・・・彼はぽっぽ屋と言うギルドに所属しており、
そこそこ名が売れてるWIzで梨沙ともかなり面識がある魔法使いであった・・・

[貴方がここにくるなんて・・珍しいですね・・・何か調べ物でも?]
[ちょっと〜Isanさん・・それは私が馬鹿と言いたいの?(ぴくぴく・・・]
[いえ、そう言うわけではないですよ〜ただ・・真剣に何かお調べしてるようですので・・]
そうして、梨沙はIsanに起こった事を話した・・・・・

[なるほど・・・そう言うことでしたが・・・・]

Isanの険しい表情を見た梨沙は事の重要性がひしひし感じていた・・・それでIsanはこう話した
[テレスさんが言っていた事は間違いは無いですね・・・・多分私たちの武器では通用しない・・]
[やはりそうですか・・・Isanさんのメテオも効かない?]
[聴いた話によると不死騎士の鎧には魔法を100%無力化する力がありメテオではかすり傷も負えないと・・聴いてます・・・]
[それと、唯一のダメ−ジを与えられるのは物理攻撃ですが防御力が桁外れに高いので、
普通の武器では途中でダメになってしまうことが多いですね・・・]

ここで、梨沙が1っの疑問に気がついた・・・

[当時の人たちはどうやって倒したの?]
[それは、製作したは良いが・・・着て戦う騎士が不在と言う事と終戦を迎えたと言うことで
当時の貴族と当時の魔法使いが封印をして遥か地下深くに封印したと聞いてますが・・・]
[結局は・・試作段階・・ということだったのね・・・]
[ですね・・・でもこれはいくらなんでも大変な事です・・・その鎧が復活した今その鎧を封印したりするほどの人は居ないし・・
壊すにも太刀打ちできる武器が在りません・・・]
[あ〜もう!!収穫無しか〜〜]と本棚に持たれかかった時・・・

ばさっ!・・ごち〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!

[あいた〜〜〜!!]1冊の分厚い本が梨沙の頭に落ちてきた・・・・
[なによ、この古ぼけた、こ汚い本は〜!!]
梨沙の手にあった本にIsanは注目して手にとると・・・・
[こんなところにあったのですが〜・・これは創世神話の本で聖魔戦争の時の話の本です]
[聖魔戦争というと遥か昔・・人間と悪魔と神の戦いの?〕
〔そうです・・・正確に言うと女神セレナと悪魔との戦争ですね・・・〕