第23章 神聖鎧降臨

黒い炎が・・・エルメシア達に投げつけられ・・・あたりは煙と埃が舞い上がった・・・
エルもこれで終わったと・・思った時であった・・・・

〔なっ・・・こ・・これは・・・・・!!!!!!〕

なんとエルメシア達の前には白く魔法陣が黒い炎をさえぎっていた・・・・
次の瞬間、魔法陣は光り輝き、なんと真っ白に輝く鎧が出現した

〔この鎧は・・いったい!!〕
こげぽんがびっくりしていると・・オクレがその答えに説いていた
〔これは・・ま・・まさか伝説のゴットプレート!〕
そして、何処からか優しい声が聞こえてきた・・・

〔勇敢なる戦士たちよ・・私は女神セレナ・・あなた方に聖なる鎧を授けます
さあ・・・その鎧を身にまとうのです!!〕

そして・・・エルメシア、クド、ガイエン、ごげぽん、オクレ、ユ−ストマ、
バルス、飛鳥は白く輝くゴットプレートに両手をかざすと光のカーテンが
身を包み・・・全員にゴットプレートが装着された

〔いくぞ皆!!!!〕

エルメシアの掛け声とともに皆は戦闘態勢にはいった・・
ゴットプレートの力なのか・・CPは使っても切れることは無く
次々とオクレはエビ&ブレ・・飛鳥はヘイスト&エンチャを全員にかけ

〔お前だけは許さない!!!!!〕

エルメシアが先頭を切ってエルに攻撃を仕掛けた・・・
エルメシアの光輝く槍とエルの暗黒のような真っ黒な槍が激しく
当たると激しい衝撃が次々と起きていた

ワオ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!ワオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!

クド&ガイエンはビ−ストベルセルクで力を解放し・・黒い身体に
白い鎧は・・まさに獣王の雰囲気を漂わせていた・・・・
そしてガイエンはエルに猛攻撃を食らわし、よろけた所に
信じられないスピードでクドリャフカがチェーンで襲い掛かった(攻撃速度130%)

ガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウガウ!!

〔きゃああああああああああああああああああああああ〕

エルは悲鳴をあげ・・・その場に倒れこんだ・・・
そして起き上がりざま・・・こげぽんのマジカルアロ−が肩に
炸裂!!

【くっ!!調子に乗るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!】

エルはこげぽんに襲いかかろうとしたが、その前にエルメシアが立ちふさがった!
ランサー同士が激しくぶつかりあい、そして・・・

【エントラップメント・ピアジング!!!!】(エル&エルメシア)

しかし・・この時点でエルの負けは確実だった・・・
エルのエントラは8分裂・・しかしエルメシアのエントラは16分裂し圧倒的に
エルメシアの攻撃力は上回っていた、

〔ぐあああああああああああああああああ!!!!〕

エルの身体からは血ではなく黒い液体が不気味に流れ出ていた・・・

くっ!・・貴様ら!人間の癖に!!!!!!!!!

エルは起き上がると再び槍を構えようとしたが迷宮内にある声が響き渡った

【エル・・この場は引け・・・いくらお前とてゴットプレートを装着した者相手では
歯が立つまい、それにお前はまだだ誕生して間もない・・・ならしはその辺にしておけ】

【パパ・・・・・わかった・・・、人間ども・・この借りは必ず返すからな!!!】

次の瞬間・・・エルは姿を消し・・二ーナを拘束していた黒い影も消え
すべてが解き放たれた・・・・
そして・・エルメシア達の纏っていたゴットプレートも次の瞬間・・消えた

一同・・バラックの元に元に駆け付け・・・今まさに生き絶えようとしてる時
バラックが話し掛けた・・・

【小僧・・・良く聴け・・あのエルと言う奴はお前でも・・・ある・・・
俺がお前と戦ったときの血をロ-ゼンが錬金術で作ったホムンクルス・・・・
なのだ・・・】
【それでエルメシアにそっくりなわけなのか・・・・】(クド)

【いいか・・ローゼンは気をつけろ・・奴の正体は人間では・・・な・・い・・・
だが・・残念だ・・戦士として国を守るため強くなったがこんな形で終わるとは・・
小僧ども・・・ピガプールに真の平和を・・後は頼・・・む・・・・】

バラックの最後の言葉を最後にしばらく迷宮内は沈黙が漂った・・・
バルスは二ーナーを救い出し・・・冷たい骸となったバラックを担ぎ
迷宮を後にした・・・・そしてトワイライトの滝の見える丘にエルメシアは
墓を立てメンバーと共に・・祈りをささげた・・・
そして、墓にはこう記されていた・・・誇り高き英雄バラック・・ここに眠る・・・・・

そして・・エルメシア達はブリッジヘッドにもどり古都に再び馬車を走らせたのであった・・・・・・