第24章

エルと激しい戦いが終わった後・・・エルメシアは悩んでいた・・・・・・
それは、エルメシアの前にある残骸とにらめっこしていたのである
そう・・・エルとの戦いで破壊されたホ-スキラーとジェストプレートである・・・・
鍛冶屋に相談したが鍛冶屋でもこれを修理するのは不可能と門前払いをされた

【う〜ん・・う〜ん・・うむむむむむむ・・・・】

エルメシアは武器や鎧だった残骸を目にして唸ってばかりいた・・・・
それを見た仲間達も色々と調べたが中々いい情報が入らず頭を悩めていた
〔しかし・・物の見事に壊されたものだな・・・・〕

バルスもユニックアイテムの修理をしてくれる鍛冶屋の情報を知って無かった
そのときであった・・・二ーナーが宿舎に戻ってきて話し始めた・・・
〔あの・・役に立つかどうかはわかりませんが・・・ロマの村近くに住んでる魔道士が
なにか知っているかもしれません・・・〕
〔魔道士か・・・今はそれしかないでしょう・・でもロマの村にいくにはイフリィトのコロ二ーが
あります・・彼らが素通りしてくれるとは思いませんが・・・〕

一同不安がよぎったが前に進むしか道はなかった・・・それでソゴム山脈赤山に一同は向かった
険しい山の道のりで頂上に行くのも一苦労だった・・・
そして・・・やっと頂上近くに差し掛かったとき・・・
〔イフリィト達のコロ二ーです・・・〕
オクレが皆に話したとき・・・気配に気づいたのか多数のイフリィトがエルメシア達に向かい警戒を
はじめた・・・そして見る見るエルメシアたちをイフリィト立ちが囲みはじめ戦闘態勢に入っていた・・

〔これはまずいですね・・火抵抗装備したとはいえ・・・この量はさすがに・・・〕

ぐるるるるるるるるるる・・・・・・

イフリィト立ちは唸りをあげて警戒をはじめている・・・いくらオクレのアーチがかかってるとはいえ
この大人数で攻撃されたらひとたまりも無い・・・その時であった・・・奥の方からひときわ
大きいイフリィトが姿を表しエルメシア達の前に立ちはだかった・・

〔人間よ・・・我々のコロニ-に何用か・・返答次第では只では返さぬぞ!〕

この大きいイフリィトがどうやらボスのようだ・・・エルメシアはボスに向かい話し始めた
〔私たちはあなた方に何かをするため来たのではありません、この先に住んでる大魔道士に
相談があって来たのです・・・〕
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大きいイフリィトはしばし考え・・・エルメシア達に近づき長く伸びた尻尾をエルメシアの
頭に付け・・・しばしの沈黙後・・・・・
〔フム・・人間よ・・いきさつは分かった・・付いてくるがよい・・・〕

そして歩くこと数分で・・一行の目の前に小屋が見えてきた・・そしてイフリィトは小屋に
入っていくと・・一人の男が目の前に現れた・・・
〔話はスルタンから聞きました・・・狭い小屋ですかどうぞ中に入ってください・・・〕

そして男は全員にお茶を出すと席に付き話し始めた・・・しかし、何故か男の目は開かれることは
無かったのであった・・・
〔みなさんは・・・DivineGuardianの方ですね・・・私に何か御用ですか?〕
〔大魔道士様・・・この鎧と武器を治す方法があればお願いしたいのですが・・・〕

そういうと・・男は話し始めた・・・
〔私のことは大魔道士ではなく・・ムロとおよび下さい・・・この鎧はジェストとホースですか・・・〕
こげぽんが不思議そうにムロを見つめていた・・・・それに対してムロは笑いながら話し始めた
〔目が見えてないのに・・物を理解するのが不思議ですか?目が見えずとも・・
私にはわかります・・目はあくまでその物を見せるだけのもの・・本質は目を閉じていても分かりますよww〕
〔さて・・・本題に写りますが・・ここまで破壊された鎧と武器・・・正直難しいとは思いますがこの世界でただ一人・・治せる人が実在はします・・・〕

エルメシアたちは歓喜に沸いた・・・現在のエルメシア達にはゴットプレ−トもあるが,
それを装着できるのは限られていたのでこの情報は我にもすがる想いだった・・・
〔オカー三角州に行きなさい・・そこにある老人がおりますのでその人に相談するが良いでしょう・・〕

ムロは紹介状を手渡し・・・エルメシア達を見送った・・・・・そして近くにいたスルタンに・・
〔闘わなかった方が正解でしたね、相手はDivineGuardianの戦士たちですから貴方でも苦戦は
したでしょうね・・フフフフ・・・www〕
そしてスルタンも見送ると・・・・
〔あれが・・DivineGuardianの聖戦士か・・・・・〕

一方・・山を下っていたエルメシア達では・・沈黙を守っていた飛鳥&ユーストマが重い口を開いた
〔ムロ・・・やはりあの人は只者では無かった・・・あの人からとてつもないほどの強大な魔力を感じる・・・〕
飛鳥もうなずきなら・・つぶやいていた・・・
〔盲目の大魔道士ムロ・・・敵に回ると危ないかもしれませんね・・・〕