第27章

リンケンの攻防戦は激しさを増していった・・・次々と倒れていく兵士・・
アーカントス、isaku、ジェ二ウス、サイライトも・・無傷とはいえなかった
それもそのはずだった・・倒しても減るどころか・・次々と地中から魔物が
湧き出し・・いくら屈強な戦士たちでも次々と倒れこむ者が多く出ていた

そして・・エルメシア達も敵をなぎ払いながら・・ついに敵の城にたどり着いた・・・
〔何この神殿は・・・〕
こげぽんがおびえはじめた・・・それもそのはずだった・・あの美しい外見を持つ
城が骸骨などで壁が覆われ・・・死の魔城と化していたのであった・・・
しかし、出入り口を探すもそれらしい物が見つくからず困惑していた・・・

〔遅かったな!!来ると思って待ちくたびれたよ!!!〕

そうしてそこに現れたのは・・・・・

〔ま・・・マチョネス!!!〕

エルメシア達と別行動していたマチョネスが再び合流した・・・
〔ここは洞窟と同じでトラップだらけだ・・・おいらが案内するので付いて来て!!〕

そうするとマチョネスは壁をこそこそといじると・・次の瞬間扉が開いた・・・
〔ここからショ−トカットで大広間まで行けそうだ!!〕

一同・・城の中を歩いていると奇妙なことに気が付いた・・・・それは城の中ということ
なのだが・・敵兵の気配がまったくしなかったのであった・・・
トラップはあちこちに仕掛けられては居るものの・・ほとんどが静まり返っていた・・
そうして一同は大広間にたどり着いたとき・・・

〔待っていたよ・・エルメシア・・・・!!〕

そこにはもう一人のエルメシア・・・エルが立ちふさがっていた・・・
皆は身構え戦闘態勢に入った時であった・・・
〔みんなはここで待機していて・・・この戦いは俺が決着をつける!!〕
エルメシアが皆を抑えると・・一人・・・エルに近づいた・・・

〔いい度胸だよエルメシア・・・今度は完全に殺してあげるよ!!〕
エルの目には憎しみと怒りなどの憎悪が満ちていた・・・前の戦いの
屈辱がエルの憎悪に拍車をかけ次々と闇の力が増大していった
しかし、エルメシアは冷静な表情を浮かべて・・・ホ−スキラーを構え
お互いに睨み合った・・・

そしてリンケンでは直も激しい戦いが起きていた・・・倒しても倒しても
次々と敵が増えつづけていた
〔こんの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!〕
ジェ二ウスも窮地に立っていた・・・鎧はズタズタに傷つき・・後ろには傷つき戦闘不能に
なってしまったisakuが居た・・・
〔ジェニ・・逃げろ!お前までここまですることは無い!!〕
〔バカヤロウ!!おまえを置いて逃げれるかよ!俺にだって剣士の誇りにかけて闘う!!〕

さすがに背水の陣になりつつあったのは目に見えていた・・・そのとき・・・後方から矢が飛んでいき
次々と・・・骸骨剣士たちを仕留めた・・・
〔ジェニウス!!大丈夫!!〕
助けに入ったのは・・えるの、S830、I麻衣I、HBKの回復部隊だった・・・
〔あんたらまで・・・・傷を抑えながらその場にへたり込んだ・・〕
〔ここは私たちが時間を稼ぐぽね・・・S830さん、HBKさん・・ターンアンデットをお願い・・
それと麻衣さんジェニとisakuの回復を・・・〕

〔はい!!〕

〔麻衣さん・・・?貴方は?〕
ジェ二ウスが麻衣に問い掛けると・・・麻衣は笑顔で・・答えた
〔私はナイトシェードお兄様から皆を助けるようにとお願いされ来ました・・・でもじっとしてください
死んでもおかしくないほどの重傷ですよ・・・〕

しかし・・増援もあったが状況打破には程遠かった・・・
〔ウォーカーさん、大丈夫ですか?・・私も手伝います・・・〕
S830とウォ−カーの両名が交互にターンアンデットを繰り返し発動させた・・・
そして、アーカントスとサンライトはお互いに背を向き合いがらはなしていた

〔ふっ!さすが浮沈艦と呼ばれた男だな・・・ここまで俺と一緒に戦っていた男はお前が
初めてだよwww〕
サンライトは笑っていた・・・
〔そうでもないさ・・・でもそろそろ俺たちもやばいだろう・・・〕
流石の両名も猛者と言われた剣士であったが・・・体力の限界という人間の弱点が見え始め
ドンドンと押され始めていた・・・
〔だな・・・だがお互いに看板背負ってる者だ・・ここで引くわけにも行かぬだろう〕
〔同意だな!!〕