第7章

再び混迷の時代を人類は歩もうとしていた・・・
ビガプ-ルの軍勢は古都ブルネイまで迫りつつあった・・相手の軍勢の数と強敵の
ドラゴンナイツの集団はブルネイにかなりの恐怖を与えていた、原田皇女も戦争は
回避不能とひしひし感じ・・前線になりそうなエリアにはかなりの規模の軍勢を配置
虎の子のア-カントス第一騎兵隊とisaku第二騎兵隊を出動させたのであった・・

そんなこととは知らずエルメシア一行はこのまま小屋に待機していても無駄と判断し
古都ブルネイに向けて移動を開始した・・・
そんな一行の前にビカプ-ルの1連隊の姿があった・・・・・エルメシア達は戦闘を回避
するため・・回り道をすることとなり・・・そして一路・・港町シュトラセラに向かった
ここは、ブリッジへッドと並ぶ港町で古都とは違う活気にあふれていた・・・
〔おお〜美味そうな店がいっぱいだ!!〕

エルメシアが浮かれ気分でお店を診て回った・・・
それを見た一同・・唖然とする・・・

〔ちょっと〜エルメシア!!私たちは遊びに着てるわけではないのよ!!〕
こげぽんが怒鳴ったが次の瞬間・・

ぐぅ〜〜〜

それを見たオクレは笑いながら・・皆に話し始めた・・・
〔まあ〜まあ〜こげさん・・私たちも朝から何も食べてませんし・・ここらで食事でもしませんか?
たしか、ここの町にはブルースビストロと言う美味しい店があるらしいですよ〕
それを聞いたクドとガイエンは美味しい匂いを嗅ぎつけ・・目的のお店に到着した
一同はお店に入るとキングクラブの料理に舌鼓をしたあと・・お店の店員からある事情を
聴いた・・・

〔すいません、私は旅をしてるオクレという者です・・ブリッジ行きの船はいつ頃出るか解りますか?〕
すると店員は顔をしかめながら・・・オクレ達を見た瞬間・・・口を開いた・・

〔残念ながら・・船は出ないよ・・と言うか出れないのさ・・・
この街にもビカプ-ルの軍隊が押し寄せてね・・・皆破壊しちまったんだよ〜船を全部・・・〕

〔なんらって〜ほんな!らんで・・・〕

エルメシアはキングクラブを食いながら立ち上がり店員に話し掛けた・・
〔やつらはうちの街が従わないと知ったら嫌がらせに船をすべて破壊しちまったんだんよ、
だからブリッジに行く船や漁船すらない今はうちらもどうしようもないのよ・・〕
〔まいりましたね・・・〕
オクレはこまりはてて頭を抱えた・・・
〔ブリッジには行けないけど・・・古都なら行く道はあるにはあります・・・・〕
その言葉に飛びついたしかし・・エルメシア一行には過酷な事であった・・・
その道とは・・・

この街を北上した所に遺跡があり・・・その遺跡は古都に通じる抜け道があるらしいが
その抜け道を通るにはさまざまなトラップを抜けなくてはいけないと言う事・・
今のエルメシア一行にはシ-フ職の人材が居なかったのである・・・
途方にくれたエルメシア一行・・・試しに街の中を徘徊するにもシ-フの姿は誰一人
居なかった・・・
そこにクドリャフカが慌ててエルメシアたちに情報を持ってきた・・・

〔皆・・凄い情報が入った!なんとこの町にはシ-フギルドがあるらしい!!〕

皆そう情報に歓喜したが・・現実は甘くは無かった・・シ-フギルドはギルトと言うのは名ばかりで
ごろつきの集まりの一筋縄ではいかない連中であった・・しかもシ-フギルドは表には公開せず
裏の世界に生きる集団・・・でも少しの望みをかけ一行はある商店にはいっていった・・

〔いらっしゃい、お客さんら・・なにかお求めで?〕

気さくな店主が笑顔で応対を始め・・クドリャフカが話し始めた・・
〔ご主人・・飛虎の防御効率10とHP効率6を100万G程度でさがしているのだが・・〕
その応対を効いた店主が目つきが鋭くなり・・・
〔お客さん・・それ存在してもその値段は・・・〕
〔そのアイテムはここの店にあるはずだろう・・・〕
次の瞬間・・店主は・・店のドアを開けてエルメシア一行を奥に通した・・・

なんと先ほどのクドと店主の会話はシ-フギルドへの合言葉になっており・・
地下のシ-フギルドに到着した・・

〔何だお前らは・・ここに来たと言う事は・・それなりの用があってか?〕

エルメシアは人とおりのことを話したが最高責任者らしき人は軽くあしらった
その言葉に激怒したが現在のシ-フギルドは人材が不足してそこまで人は回せないし
回せたとしても・・多額の金額を請求させる事が落ちなので一行は諦め・・一路遺跡に
向かうのであった・・・