第8章

エルメシア一行は古都に行くため・・シ-フギルドに救援を求めたが人材不足のため
軽くあしらわれた・・仕方が無く一行はシ-フ不在のまま古都に通じるという遺跡に向かった・・
しかし・・遺跡の前にも・・ビガプ-ルの軍勢が待機していた・・・

〔参りましたね・・あそこを通らないと・・古都にはいけないし・・引き換えしたところで船は無し・・〕

戦って・・中央突破・・するしかないかな?
しかし、どう見ても50人近くを・・5人で突破は困難な道だった・・その時であったこげぽんが
皆に話し始めた・・・

〔私に考えがある・・私が合図したら・・皆は回りの敵を倒しながら遺跡の入り口に飛び込んで・・
それで、オクレさんは私にエビ&ブレ&ア-チもお願いできる?〕

オクレにエビ&ブレ&ア-チを貰うと・・こげぽんは敵のど真ん中に向かい全速力で走り始めた・・
それでこげぽんは敵の攻撃をかわしながら軍勢の中心に辿り着いたとき
天空に向けて1本の矢を放った・・
その瞬間・・空には暗黒の雲が出現し・・兵士たちに雨を降らせた・・・

〔なんだこの雨は!!うわっ〜〜〜!!か・・体が凍る!!!!助けてくれ〜〜!!〕

兵士たちの苦痛の叫びが轟き、そしてその時を見計らったこげぽんが叫んだ!

〔今よ、みんな!!!!〕

こげぽんの合図とともに・・エルメシアはレイドで兵士たちをなぎ倒し・・・クド&ガイエンコンビは
タックルで次々と兵士を倒しながら・・何とか遺跡の入り口に滑り込んだのであった・・・

〔ふう〜危なかった・・・〕

一同追っ手が来ない事を見計らったらが・・次の問題もあった・・・
ここの遺跡はトラップが多くシ-フ無しでは危険な迷宮になっていたのである
〔引き返せば・・敵の軍勢・・進めばトラップ・・・まさにどちらを選んでも危険な賭けね・・・〕
こげぽんが皮肉めいた台詞を言ったときに・・エルメシアがこげぽんに話し掛けた
〔さっきの技はなんていう技?・・見たこと無いけど・・・・〕
そのときこげぽんが鼻高々に話し始めた・・・

〔あの技はウォーターフォールという技ね・・・知識弓の代表的な技で高範囲に氷雨を降らせて
相手を凍らせる技よん〕
そしてその瞬間・・こげぽんが壁に手をついた瞬間だった・・・

ガコン!!!

鈍い音がした瞬間・・・地面に巨大な穴が開き・・一行は奈落の底へ落ちて行ったのである・・

〔きゃあああああ!!皆ごめ〜〜ん!!!!!!〕

〔ば、ばかやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!〕

〔キャウゥゥゥゥゥン!!!!X2〕

一同・・気がついたときはどれほどの時が立ったのであろうか・・・怪我は無くただの落とし穴だった
のが不幸中の幸いだった・・・オクレは松明に火を点すとあたりを見渡した・・
そうして・・落ちた所は一本道になっていたため先を進む事にしたが・・・
辺りは不気味な像が並んでおり・・トラップを警戒しながら・・先に進むと・・大きな部屋に当たった

この部屋は何?こげぽんが辺りを見渡し銅像に手を触れようとしたときだった

ドカカカカカカカカカカ!!!!

こげぽんの足に何かが飛んできた・・・オクレは松明でその飛んできた物を調べたら
ダガ-ナイフだった・・その瞬間とある声が部屋の中を響き渡った・・・

〔素人がむやみやたら触るんじゃねえ!・・怪我でもしたいのか!!!〕

エルメシアは辺りを見たが・・松明の灯りでは見える範囲が狭いため・・声の主の
確認はできなかった・・・

〔だれだ・・姿をあらわせ!!!〕

〔どうやらその、いでたちははビガプ-ル軍ではなさそそうだな・・・・・・〕

そうしていると・・一行の前に現れたのは1名のシ-フだった・・
シ-フはエルメシア達の姿を見ると怒鳴りはじめた・・・

〔おまえら・・ここにシ-フ無しで入ってきたのか・・命知らずな連中だな・・ここは俺たちシ-フでも
危険なトラップがわんさかある遺跡なんだそ、それを素人がまあ〜のこのこと・・〕

それを聞いたエルメシアが激怒した・・・エルメシア達もトラップだらけとは知っており
港町シュトラセラでの事を話した・・・
〔なるほど・・・ナイトメアに協力を要請したか・・・〕
〔でもって・・断られたと・・・〕

一同うなずいて・・シ-フに話したそれを聞いて・・・シ-フは溜息を吐きながら言い出した
〔あんたら、正解だよ・・ナイトメアっていったらどんなギルドかしってんの?〕
〔シ-フギルドでしょう?〕
〔な・・そういうことではなくて・・確かにシ-フギルドだけど・・俺たちシ-フから嫌われてるギルド
なんだよ・・・シ-フギルドもこの世界では2種類あるんだよ、遺跡探索やトレジャハンタ-するギルド
それと、どんな相手でも金品を強奪する悪党のギルド・・・・ナイトメアは後者のギルドだぞ・・〕

一同絶句した・・もし仮にナイトメアからシ-フを借りたならば多額な請求金額を要請されただけでは
なく・・命すら危うい危険な所だったらしい・・・
〔まあ〜でもナイトメアは人がいても・・ここには人をよこさないだろうなwww〕
〔え、なんで?〕
一同疑問に感じていた・・・
〔彼らはリスクの高い事はしたがらないのさ・・・ナイトメアのギルドは人はそこそこ居るがスキルが
皆中途半端なメンバ-ばかりでこういった遺跡を専門にするシ-フは居ないんだよ・・まっ・・こうして
出逢ったのもなんかの縁だ・・・俺もあんたたちと一緒に行こうか〕

〔あ〜そうそう・・名乗りがまだったな・・俺の名は盗賊王マチョネスよろしくな!〕

こうしてエルメシア一行に待望のシ-フが加わった・・
そして・・マッチョネスは先ほどこげぽんが触ろうとしていた像の足元をいじくり
つぎの瞬間・・・部屋の奥の方の壁が動き・・通路があらわになった・・・

〔いいか〜ここから無事に出たければ・・俺の先を行かない事・・それとやたら弄らない
こと・・・それを約束してくれ・・〕

そうしてエルメシア一行は遺跡の奥深くに足を運ぶのであった・・・・・