第9章

一方、ここは古都ブルネイ・・・ピガプ-ルの軍勢と緊張状態であったが・・一通の手紙で
その緊張がさらに・・厳しい物となった・・・

皇女!皇女!・・!!!!!

梨沙皇女の下に一通の手紙が送られてきた・・・
差出人は・・ビカプ-ル最高軍事司令官・・・クリスチャンロ-ゼンクロイツからであった
その手紙にはこう書かれていた・・・・

わが国の平等に対する思念の元、起こしてる行動を敵視し・・・それに
我が軍に対しての軍を増強は敵視政策の一環として大変に遺憾と思う
それにて我が軍は明刻の13:00を持ち・・古都ブルネイに対する
戦闘行為を始めると宣言する・・・・・

〔なんてことを・・・・・・〕
梨沙皇女は大きくうなだれ・・落ち込むのあったが・・
そのとき・・入り口付近で声が轟いた・・・

〔どうしたりっく!・・おまえはそんな事で落ち込むほど弱い人間でもないだろう・・〕

そのに現れたのは杖をもった1人の男と・・・金色の美しい髪の男だった・・・

〔なにやつ!皇女の御前で失礼だぞ!!!〕

衛視達は剣を抜き2人の男たちに切りかかるも簡単に倒されてしまった・・・
衛視たちは・・叫びで他の衛視たちを呼び・・2人を囲んだその時であった・・・

〔お辞めなさい!あなたたち!!その2人は敵ではありません・・・〕

そして、皇女は椅子から立ち上がると・・2人の所まで歩いてきた・・・
2人の顔を見た瞬間・・梨沙皇女は涙を浮かべ・・・

〔ナイトさん・・テレスさん・・お久しぶりですね・・20年ぶりでしょうか・・・〕

梨沙皇女の発言に衛視たちは慌てふためいた・・・
〔ナイトとテレス・・・・あの皇女とともに戦ったDivine Guardianのランサ-2人・・・・〕
そうして衛視たちは・・全員頭を下げた・・・
〔失礼しました!!知らずとは皇女様と闘ったDivine Guardianの方を斬ろうとは・・〕

それを聞いたナイトは笑いながら言った・・
〔気にするな・・皇女を守るのがあんたらの仕事だ・・それを君たちは職務に忠実だったわけだw〕
テレスも笑いながら・・・ナイトと衛視に言った・・
〔いや〜ちゃんと衛視達に話して城に入らなかったナイトが悪い・・あのまま斬っても良かったのに〕
〔ちょwwwテレスさん・・それはないよ!!!!〕

ナイトとテレスはコントをして馬鹿な話をしていたが・・・ナイトはマジな顔つきになり・・梨沙皇女に
話し掛けた・・・
〔ついにきてしまったな・・この時が・・・募る話もあるがここはちゃんと話し合おう・・〕
そうしてテレスとナイトは王宮の作戦指令室に足を通された・・・
現在の勢力分布図にナイトとテレスは目を通した・・・
〔ダメル、ビックアイ、がすでに奴らの勢力圏か・・次に狙うのは・・・
港町シュトラセラか・・・リンケンだな〕

〔多分・・古都を狙うのなら・・リンケンとアリアンを制圧して・・そこを拠点として古都に進軍する
可能性は高いな・・・〕
テレスとナイトは明確な答えを出していった・・・それを聴いた梨沙皇女は別の考えもあった
〔港町シュトラセラを占領してそこから船でブリッジヘッドを攻め込み挟み撃ちと言う手は
ないでしょうか?〕
それを聞いたテレスはあっさり答えた・・・
〔それは出来ないな・・仕入れた情報だと・・なんでも港町シュトラセラの住人と激しく揉めて・・船の
大半を壊してしまったらしいし、ビガプ-ルの軍勢は船を持ってないので陸続きの街を攻め込むしか
奴らの方法はないな・・・ただ・・・〕

〔ただ・・・?〕

テレスは表情を曇らせながらあることが気になっていた・・・
〔なんなのテレスさん・・・〕
〔相手には空を飛べるドラゴンナイツが居る事がネックなのだよ・・・〕

ドラゴンナイツ!!!

ドラゴンナイツ・・かつて古都ブルネイと激しい戦いを起こした軍勢で飛行能力もあるので攻撃は
ア-チャ隊か魔法攻撃隊ぐらいしか応戦が出来ず、そのドラゴンも強力で1体のドラゴンを
倒すのに100余りの兵でも倒せるかの相手でもあった・・・
〔相手のドラゴンナイツの保有数がどのぐらいかと・・ドラゴンの飛行能力が一番のキ-ワ-ドだな・・・〕

 

そして、一方エルメシア達一行は遺跡の大広間に辿り着いた・・・
壁には壁画が描かれており・・・そばの石碑には古代文字で何かが書かれていた
〔これは・・古代文字だ・・・・・・〕
マッチョネスが古代文字をみて・・・沈黙した・・・・
〔どうかしましたか・・マッチョネスさん・・・〕
オクレが不安そうに顔を見た時マッチョネスが我に返った・・
〔ここに記された事は聖魔戦争に感ずる記述だ・・いいかい読むよ・・・〕

かつてこの世は・・聖なる神々だけが存在した・・女神セレナとスタ-ゲイザ-と言う2人の神が存在し
セレナは平和を愛し・・スタ-ゲイザ-は戦いを愛した神だった・・・
2人の神々は共存することは難しく人間界を利用して争い始めた・・・だが戦いによってスタ-ゲイザ-は敗れ・・・
神々の称号を剥奪され地の底に葬られた・・・のちにスタ-ゲイザ-は大魔王として
地の底に君臨し・・人間界に争いを常に与え・・人々に恐怖と苦痛を与える恐ろしき悪魔に
変貌し・・再び神々に戦いを挑んだのであった・・・
だが女神セレナは光を招く者としてDivine Guardianを結成し・・スタ-ゲイザ-と闘った・・
スタ-ゲイザ-も闇を招く者として紅き悪魔達を結成・・激しい戦闘が行われた・・・
そんな中で、女神セレナは人々を守りたいという・・強き心の持ち主にゴットプレ−トを与え
闘った・・ゴットプレ−トとは神々がサイキック(精神)エネルギ−が強き者しか装着が許され
なかった・・なお、精神力が強き者なら・・武器を物質変換がが可能でどんな状態になろうと
武器が変化し・・どんな敵をも葬ることが可能という代物であった・・・

と・・ここでマッチョネスが話を止めたのであった・・・
よく見ると・・石碑に刻まれた文字が途中で欠けており・・これ以上は解読不能であった・・
〔という事は・・ここに描かれているのは・・・セレナとスタ−ゲイザ−の戦いの記録?〕
クドリャフカは壁画を見ながらマッチョネスに問い合わせた・・・
〔石碑の説明文から見て・・そう取るのが妥当だね・・・〕