まだ居てくれる?うれしい。でもあなた、辛抱強いわね。疲れたらいつでも帰っていいわよ。
「哲子の部屋」に、『声に出して読みたい日本語』の作者・齋藤孝さんが出演していた。人気の本で、お読みになった方も多いと思う。とてもおもしろく、懐かしく、心気持ちいい本だ。この方、とてもお若い。明治大学の教授なので、正に学者然としたソフトな温和な方だ。哲子さんの饒舌に言葉を挟むことなく、きちんと聞
いてからきちんとお答えになっていた。こんなところは常人と違うね。本のようにお腹から声を出して暗誦していくと、体にも頭にも良いらしいよ。

さて、とても興味深かった話が二つほどあった。ひとつは最近の子供達の口呼吸の話。常に口を開けて呼吸している事の、様々な健康面での弊害が報告されている。子供に鼻呼吸で問題を解いてもらうと、確かに口呼吸の時よりたくさんの問題が解けたという実験があった。齋藤先生の授業ではまず深呼吸をするそうだ。“鼻から吸って口から吐く”のが基本。
3秒吸って2秒止め、15秒かけて吐く。これを二回やってから授業に入るとこの効果は絶大で、生徒の集中力がグンとアップしたという。哲子さんいわく、『じゃあ、これをやってから「フムッ!」とはじめるといいわね。』

大人も意識的に気をつけていたほうが良いね。確かに口を閉じていたほうが美人だよ。で、たまに奥歯をかみ締めたり、顔の片側ずつ笑う運動もする。これ、美顔のコツね。

次におもしろかったのは、本を読むときの3色ペンの使い方。これも著書があるし、3色ボールペンが付いてくる。齋藤先生は本を読むときには線を引きながら読むのだそうだ。
は客観的に見てうんと大事な部分は客観的に見てまあまあ大事主観的に好きな部分と分けて引く。これをやると文章が早く理解できるそうだ。また、赤と緑のバランスがいい文がよい文章なので、作文するときにもこの方法が効果的だというお話だった。赤だけじゃいけないし、緑だけでもダメ。う〜ん、すごくいい勉強になった。先生感謝感謝です。
私は幸いにも身内の最期を介護をした経験がなく、偉そうなことは言えない。しかし、俳優の遠藤征慈さんが亡くなる一週間前のインタビューを番組で見た時は、私
もこう死にたいと,、うらやましく思った。
ホスピスで最期を迎えたというが、およそ亡くなる直前のお姿ではなかった。自分の死期をはっきり自覚し、生にこだわって力むでもなし、正に自然体で笑顔で生活していた。その笑顔は爽やかで、すばらしい笑顔だった。今の私でさえあんないい笑顔はできていないと感じた。あそこまで来るにはもしかしたら大変な時期があったのかもしれないが、死を宣告されてなお自立した前向きな方で、生死にかかわらずその時興味のある事を淡々とこなしてきた感じがする。
『自分らしく、人間らしく』とおっしゃっていた。介護する奥様も「病気になっても自分のことは自分でする人です。介護と言うのは気を利かせてあれこれやっても自己満足なだけで、やって欲しいと言うことだけをやればいいのではないか。その他のことは私が全部受け止めるだけでいいと思う。」とおっしゃる。ご夫婦お二人の優しさをしみじみと感じた。
人間は生まれた時から死に向かって歩んでいる。死をどう生きるかが、生きるテーマなんだね。マイナーな気持ちで言ってるんじゃないよ。自分らしく人間らしく、楽しく肩肘張らずに生きて、死ねたらいいよね。
再び”生きる”。
今、手術や放射線療法に頼らずに癌を治療している人がいる。それを知って、人間の力を感じたので、一言。
新潟大学の教授が研究を始め、ある外科のドクターが開業して本格的に取り組んでいらっしゃる。
この治療は、自律神経に働きかけて免疫力を高め、自分の力で癌を克服していくという
免疫療法だ。注射針一本でチクチクやって治療するだけのものだが、三ヶ月で癌が消えたという方もいらっしゃるそうだ。全員というわけにはいかないらしいけどね。
人間は交感神経と副交感神経のバランスが崩れると病気になるという。だからこのバランスを取り戻すのが、先生の仕事で、後は自分の力で治していくのだろう。自己治癒力というは、正にそれなんだね。
これって、人間個人の精神力にかかわると思うの。ポジティヴな人ほど癌に勝てるし、いつも後ろ向きでグジグジしてる人は負けちゃう気がする。心を強くして甘えた心を持たず、明るく前向きに。先の遠藤さんの生き方に通じると思う。それと、これが人間本来の姿なんじゃないかなとも思うのであります。
北朝鮮による拉致被害者。奇跡的にも見つかった方が帰国できた。本当に良かったと思う。しかし、複雑な思いがある。
これだけ年月が経っていると、辛く苦しい北朝鮮での生活も、自分の居場所と言う意識が強くあるのが何だか不思議だ。そう思わないと生きていけないだろうから無理からぬことだけど。
ただ、北朝鮮の「返せ」、本人たちの「共和国に帰る」と言う言葉が妙な気がする。大体北朝鮮が不法に誘拐したのだから、見つかったら日本に帰るのが当たり前だと思うのだ。誘拐して丁重に扱って、年月がたてばその国の人間になっちゃうわけ? 本人たちもあきらめたとは言え、それで済むわけ? それって犯罪だと思うのに、日本政府の態度にもそういう感覚が見えないのは、私が政治音痴だから? やっぱり何か変な気がするよ。
ともあれ、現在の拉致被害者たちがきちんと日本に帰れて、一刻も早く幸せな生活が送れることを心から祈っている。
日本政府、腕の見せ所だよ。これが成功すれば世界中の拉致被害者が助かるかもネ。
先日、学研のお友達と昼食会をした。皆私より若くてきれい!それはそれとして、おもしろい話題があったよ
既婚者が他人と話をする時、相手をなんと呼んでいるか?“主人は…”とか”女房が・・・”なんて言うのが多いよね。でも、それはおかしい、と。“旦那が…”“亭主が…”“ウチの配偶者が…”アハハ。イヤイヤ“夫”、“妻”が正しいと言う結論となった。うん、うん。女性の意識が高くなった証拠だね。いい事だよ。対等の立場としては“夫・妻”が正当だろう。人間としてどちらが上とか下とかはなく、しかもお互いがそれを認めなくちゃアね。でも男性にとってはちょっと居心地が悪くなったかな?確かに関白していたい亭主も多いものね。
我が家の旦那様は、私が呼び捨てされるのが嫌いだから、ちゃんと“裕子さん”とよんでくれるし、外では私のことを家内と言っているみたい。これも私の仲間に言わせれば変なのかもね。私は主人と呼んでいるから、夫と言うのってちょっと恥ずかしいよオ。“パパ”もいけないかな?

エ?名前呼ぶの?イヤ〜んがんばるぞ!オオッ!!!
拉致と文化。
五人が帰国したときの映像と、時々テレビで拝見する映像とを比べてみると、ずいぶん変わったなあと思う。
女性たちがとても美しくなった。すこうしふっくらとしたのだろうか(ごめんなさい)、穏やかな優しい表情で話をしている。
飛行機から降りてきた五人を見たとき、なんて辛く大変な生活をしてきたのだろうと推察された。やせて、皆一様に歯がかわいそうな状態になっていた。医療も食料も完備していない国だ。確かにそれどころではない。歯がどうなろうと、先に考えるべき事がある。
そう考えると、日本の堕落とも言える安穏とした生活ではあるが、歯を美しく保っていられる状況は、平和と文化の象徴だろう。歯は美と健康のバロメータだから、国民の歯がきれいな国は平和なんだね。
女性は生涯美を追及するなんていっていられる現在の日本に感謝しなくっちゃ、ねぇ。しなさいよ!
テレビショッピングって、しょっちゅうやっているけど見るとヤバイ!ついつい買いたくなっちゃう。だから、私は見ないのさ!
しか〜し!今日はどうしたわけか、見ていた。プレゼントに最適よ〜と言うアナウンサーの美しい声。ところが私は買わないのさ。なぜって、これは私がプレゼントされるべきダイヤのイヤリングなのだもの。
じっと見ていた。目がハートになりかけた。デザインはオーソドックスだったけどネ。
と、あることに気が付いた。アップになった女性の耳。
耳たぶと耳の中って、どうしてあんなにピカピカしているんだろう?きれいに磨き上げたわけでもないでしょうに、まるで鏡面仕上げをした車のようにピッカピカ。お風呂に入ってふいてはいるけれど、私の耳もあんなにピッカピカしているだろうか?不安。それ以来人に会うと密かに耳の中をのぞく私。やっぱりあれほどピッカピカじゃないよ。
フケル―老ける―サボる。マ、色々に使うけど、これはサボるの意味のフケル。
今日、高校生の息子の預金通帳を作りに銀行へ行った。作ってもらえなかった。義務教育の年齢ではないので、承諾が必要なので、生徒手帳を持って本人が来ないと作れないと言うのである。まあ、今のご時世、怪しいのがウヨウヨいるから、銀行もそのくらい慎重になって当然だろう。
それはいいとして、銀行は平日の3時まで出し、学校から帰ってくるのは当然営業時間外だ。「本人は、学校に行っているので来れません」といったら、窓口のかわいい女性はなんて言ったと思う?「
学校を抜け出してきていただくか、長期休み中に来てください」だって。参ったね。会社が自分の営業時間のために、学生に学校をフケロという。何だか変じゃない??

戻る?続きがあるけどまだ居てくれる?
バイバイまたねこんどはいつ会えるかしら?私はいつも同じところにいるとは限らないわよ。


YUKO KIMIJIMA