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2−1.免疫抑制療法(ステロイド)
←【図30】
膠原病は自己免疫疾患であるため、免疫抑制療法が有効です。
まず膠原病治療に大きな役割を果たすステロイドについて紹介させていただきます。ステロイドは腎臓の上側にある副腎から出される副腎皮質ホルモンを人工的に合成したものです。
膠原病の治療に用いられるステロイドとしてプレドニンやプレドニゾロンなどがあります。
ステロイドは膠原病の特徴である炎症と免疫異常の両方を抑える働きがあるため、多くの膠原病で第一選択薬となります。ただし副作用があるため、治療効果を持つ必要量のみ使用します。
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