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◆膠原病の生活
次に膠原病患者の療養生活について考えてみます。膠原病を持ちながら生活していくうえで最も大切なことは、膠原病を悪化させないことです。
←【図35】
膠原病を悪化させる原因としては、寒冷刺激・ストレス・感染症・紫外線・外傷などが挙げられます。
寒冷刺激には特にレイノー現象が出る方や関節が痛む方は注意が必要です。 ストレスを完全に無くすことは困難ですが、できるだけ疲労を残さず、睡眠時間もとれる生活を心がけて下さい。 感染症はまずうがいや手洗いといった予防が大事ですが、風邪などをひいたら早めに受診して軽いうちに治すことが大切です。
また日光過敏症の方は特に直射日光を避け、SPF30以上の日焼け止めクリームや帽子などを活用ください。
指先の小さな傷口から潰瘍や感染が起こることもあるので、土のついた野菜などに触れるときも、できれば手袋を着用ください。
膠原病の治療目標は寛解の状態をできるだけ保つことです。悪化の要因をできるだけ避けるように心がけましょう。
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