人生さんの囲碁入門講座

囲碁ってなんだろう?

囲碁のルールってこうやって出来たのかもね。

第1戦:石をたくさん置いた方が勝ち
注意:実際は好きなところからおいていいです。<br>
今は説明がしやすいように、順番に打った場合で囲碁がどういうゲームなのか、探っていきましょう。


黒1から白80まで順番に打った状態です。
(|<ボタンを押して>ボタンを押してもここまでの状況を再現できます)
次は、黒番なので、中央(E-5)へ石を置くと黒41個。白は40個で、
黒の方が一個多いので、黒の勝ちですね。<br>
ただ・・・、いつでも先に打つ黒が1個だけ勝つのでぜんぜん面白くないw<br>
じゃ、新しいルールを追加。

第2戦:囲んだら盤の上から石をどけていい

(|<ボタンを押して>ボタンを押して順番に見てみてください)
白80までは同じですね。黒81と置いた時、囲んだらとっていいのルールを追加したので、
白石を全部取ることが出来ますね。
盤上にたくさん石を置いた方が勝ちなので、空いてる左辺にお互いに石を打っていく事になります。(白82〜白120まで)

また、空いてるところが一個になったところで黒番になりました。
黒121(C−3)と打つと、お互いに空いている場所がなくなります。

もう一個ルール(A)追加。「打った方が打たれた方を先に取ることができる」
ことにしよう!じゃないと、お互いに、同時にとられてるから
盤の上に石が全部なくなって、一番最初に戻っちゃう^^;
これじゃ、ゲームにならないからね^^;

黒121で、白石が全部なくなっちゃいましたね。まだ、空いてるので、続けます。
白150まできたところで、又あと一箇所になりました。
次は黒番。黒151(A-6)を打ちます。ルール(A)により、白石をどけます。
まだあいてるので、白152から続けます。
今度は・・・・黒155と打った時点で、あと一箇所となりました。
次は白の番ですね。白156(A-3)と打つと、ルール(A)により黒石が全部なくなります
で、まだまだ続く事になりますね・・・(白158まで)

う〜ん、これもゲームとして面白くないですよねw というか、終わらないし・・・・。

黒さんも白さんも知恵を絞って、ある作戦を考えました。
囲んだら取れるんだから、打ったら囲まれちゃう場所を作ったら、そこには
相手は打てないのではないか・・・。

第3戦:守り(相手の打てない場所)を考える


結果は、第1戦より石が一個ずつ減った黒40、白39で、黒の1目勝ちですね。
これも面白くない。

(追加)相手の石が取れる時は、敵の中に突撃してもいい事しよう!


第4戦:突撃あり!

(|<ボタンを押して>ボタンを押して順番に見てみてください)
白80でJ-9へ打つと、黒は空いてる場所がなくなって、完全に囲まれたので、取られてしまいますね。

黒、くやしいので、黒81(H-9)と打ちました。
黒:「囲んだら取れるんだろ?J-8へ打ったら、白80が取れるじゃん。お前、許さんからな!絶対、とってやる!!」
(解説)囲碁の紙様:黒さん、相当怒ってますね。この先、どうなるのでしょうか・・・
白:「ただでやられるほど、お人よしじゃないやい!逃げればいいんだろ」
黒:「逃がさん!どこまでも追いかけて絶対、捕まえる!!」
(解説)囲碁の紙様:黒83と追いかけてますね。白は逃げる・黒はおいかける・・・。どうなるのでしょうか。

白96まで進み・・・黒97。見事、白を捕まえました。黒さんは大満足w
が、今度は白が納得いかない様子。

取って取られてじゃ納得いかない。

<無敵になる方法はないものか・・・
<黒に絶対捕まらない方法ないか・・・

一生懸命、白さんは考えました。


第5戦:入れないところ2個大作戦

(|<ボタンを押して>ボタンを押して順番に見てみてください)
(解説)囲碁の紙様:白78まで来て、外側はお互いに完全に埋まった状況になった<br>
黒が先に突入してくると思うけど・・・どうなるかな<br>
黒:「二箇所空けるとかやるから、突入の順番が変わったんだ。あほだなぁ〜、お前(白)は。<br>
遠慮なく俺から突撃させてもらうぜ!」<br>
黒:「ん?  ん????? 打てないぞ。入れない・・。なぜだ??」<br>
(解説)囲碁の紙様:白のA-1とA-3に打っても、黒は白を完全に囲めないので白を取る事ができません。<br>
逆に、打った石(例えばA-1)は置いた状況を眺めると、囲まれてるので、取られてしまいますね。<br>
A-3に打っても同じ。最後に残ってるJ-9は打ったら、空いてるところがなくなって取られちゃうので打ちたくない!<br>
ということで・・・黒はパスしかできないのですね。<br>
黒さんは、「ん?ん???? ・・・」ってところでこれだけの事を考えていたはずです。<br><br>
白:「今度は僕から突撃させてもらうよ、ふっふっふっ」<br>
(解説)囲碁の紙様:白80と突撃が成功。黒は全滅ですね。

入れないところ2個大作戦のその後

白:「やったぞ!完全に黒をやっつけた!満足だ^^」<br>
黒:「なぜだ・・・。なぜ、全部取られてしまったのだ???黒と白は何が違うのだ!?」<br>
(解説)囲碁の紙さん:黒さん、悩んでますね。重要な違いに気付くかな。次の戦いでの黒の作戦が楽しみですねw<br>

第6戦:黒も入れない所2個大作戦で挑む

(|<ボタンを押して>ボタンを押して順番に見てみてください)
黒:39目 対 白:38目で黒の1目勝ち。<br>
(解説)囲碁の紙さん:二人は納得してない様子です。何を考えているんでしょうね^^<br>
(黒):第5戦のように、全部取られる事はなくなった。とりあえず、強くなった。<br>
が、やっぱり納得できん。大差をつけて勝つにはどうすればいいのだろうか・・・<br>
(白):追いつかれてしまった・・・。黒よりたくさん石を置くにはどうすればいいのだろうか・・・<br><br>

二人は考えた・・・・
(黒)(白)もしかして、入れないところをもっと増やしたらどうだ??<br>

(解説)囲碁の紙様:ここまでで改良を加えていくことで、いつか打つ場所がなくなって、自然とゲームが終わる、
という事に黒さん、白さんは納得したようですね。<br><br>



< 布石を考える段階 >
ここからは、どうしたら、相手よりもっとたくさん置けるかを考え始めたようですよ^^

第7戦:ラインディフェス(2線 対 7線)

(|<ボタンを押して>ボタンを押して順番に見てみてください)
白:「なんだ、お前は2線かよ。じゃ、俺はもっとラインあげるぜ!へっへっへっ(不敵な笑い)」<br>
結果:黒41個 対 白34個。 7個多い黒の勝ち。<br>
白:「広すぎると、内側に無敵の状況を作られるのかぁ・・・。じゃ、次はもう少し控えめにするか。」

第8戦:ラインディフェス(3線 対 5線)
〜〜 黒、敵地に石を置く作戦を決行 〜〜

(|<ボタンを押して>ボタンを押して順番に見てみてください)
(黒41〜黒51)相手の多いところに先に無敵の状態を作って置いてみる。<br>
(解説)囲碁の紙様:黒は作戦を考えてきたみたいですね。<br>
白は特に何も考えず、置けるとこに置くだけなようです。<br>
どう、結果に影響が出るのかな。<br>
(白66〜黒85)空いてるとこはもう黒の中だけだから、置いていく。<br>
が、黒85まで見ると、白一個も置けていない・・・<br><br>

結果:黒43個 対 白32個。 11個多い黒の勝ち。

第9戦:ラインディフェス(3線 対 5線)
〜〜 白、入って来た黒に無敵の状況を作らせない作戦を決行 〜〜

(|<ボタンを押して>ボタンを押して順番に見てみてください)
(黒1〜白18まで)3線と5線で囲いあい終了。<br>
(黒19〜黒27)中央を交互に打ちあう。<br>
(白28〜黒39)お互いに無敵の状態作り<br>
(白40)石をおいていく。<br>
(黒41)このままじゃ、負けそうなので、白の中に石をおく作戦を決行!<br>
(白42)無敵の状態をつくられないように邪魔する事にしてみた・・・<br>
(黒43〜白74)白の中に黒石を置けるか、挑戦中・・・<br>
(黒75〜白94)ムリっぽいので、自分が先に囲んだところに石を埋めていく<br>

もう、打つところがないので終了。<br>
結果:黒30個 対 白47個。 17個多い白の勝ち。



< まとめ >
囲碁ってこんな感じであとからあとからルールを作っていったものみたい。
(まだ、すべての説明はしてないですが、困った状況が出来た時に、黒白が納得のいく
ルールをその都度、作っていったのにかわりはないと思います)


・石をたくさんおけた方が勝ち
・囲むと取れる
・2個入れないところを作ると無敵になる
・布石ってのも大切みたい・・・
・相手に無敵を作らせないように邪魔とかもしたらいいみたい・・・
(まだまだ続きそうですね)


4番は序盤構想・作戦(布石)についてですね。
5番は戦いがおきていますね。

白・黒がもっともっと相手よりたくさん置くにはどうしたらいいかなぁ〜、と
考え続けて現代まで続いている・・・のかな^^;

(参考まで)
いつも黒が先に打つから、黒が有利じゃん!って思った方、正解です。
昔は、交互に打てばいいじゃん、という事で特に問題ではなかったみたいです
現代は、スピード時代というか、同じ人と何度も打つのは難しい(トーナメント戦とかですね)ので
あとから打つ白にも文句が出ないようにするにはどうすればいいか・・・ということで、コミという
考え方を導入したんですね(たぶん)。
コミとは、最後にお互いの石を数える時に、あとから打つ白にいくつか足して結果を出すんです。
いくつ足すかはみんなが納得する数ですね。
(当初は4.5目?よく知りません。すいません。最近まで5.5目。今は6.5目になってますね)
布石・定石・手筋・・・など研究が進むにつれて、黒白の勝率に差が出てきたのでしょうか。
5.5目じゃ黒の方が有利じゃないか・・・ってみんなが思うようになったら議論がおきて、6.5目にしよう
ってなるんでしょうね。

とりあえず、未完のままUPします。
気がむいたら、修正していきます^^;
陣地については、またいつの日か作るかも。(平成20年8月10日作成)(再UP 平成22年9月5日)