太陽の警察リプレイ「誤認逮捕! 凶弾の前に立つ男」プロローグGM 君達は例の事件(第一話参照)を解決して一段落したところだ。タカさん 登場シーンは?(笑) GM まだまだ。オープニングはまだだよ。もうちょっと待ってね。 で、ルガー。君は弟の誕生日の準備をしているんだよね。 ルガー 弟は何をしてるんですか? GM 新宿南公園にある派出所で巡査をしている。彼は、警察学校を卒業したばかりの警察官一年生だ。今日、彼の誕生日で、ちょうど彼は昼間非番なんだな。 ルガー 今日20歳? GM うん、今日だよ。 で、弟の誕生日と警察官として配属されたそのお祝いをしようと、ルガーは前々から準備していたって訳だ。今、ルガーは新宿第二中央署にいる。 タカさん タカさんに妹はいないの?(笑) GM さあね(笑)。 ルガー (笑) GM ルガーは嬉しそうな顔をしてプレゼントの準備をしている、と。そういうシーンだね。 ルガー どこかのお店で祝うんですよね。 GM うん。場所はもう決まっている。 ルガー 親とかも一緒に? GM いや、兄弟だけで。男二人の兄弟だしね、二親を早いうちに亡くしたという設定がいつの間にか出来ていたりする(笑)。 ルガー ああっ! 設定が出来ている、いつの間にか(笑)。 GM (タカさんのプレイヤーに)メモしておくといいよ。 タカさん 名前は? 弟の名前は? ルガー 秀征(ひでゆき)です。 GM 春日秀征だ。 タカさん (メモしている) ルガー 両親はいない、と。 GM でね、ルガーは弟と新宿駅近くにある飲み屋『瓢箪(ひょうたん)』で待ち合わせをしている訳だ。もちろん、タカさんやボスとかは・・・。 タカさん (遮って)タカさんも歌舞伎町にいて・・・(笑)。 ルガー (笑) (瓢箪の場所が)全然違う位置だったりして・・・。 タカさん (笑) GM 真っ昼間からタカさんがそこにいるはずはなく、タカさんをはじめ三人は捜査課にいる。タカさんとボスはのんびりしてるけど、ルガー一人だけいそいそと準備をしている――そういうシチュエーションだ。 ルガー 他には誰もいないんですか? GM いるよ。君達の先輩、川嶋圭だ。 タカさん あだ名は? GM 40歳でケイと呼ばれています。「さん」を付けるか付けないかは君達次第。 タカさん 『ケイさん』だね。 ルガー 『ケイさん』って片仮名で書くより、アルファベットで「K」と書いたほうがカッコいい。私はアルファベットにしておきます。 タカさん 『匿名希望のKさん』(笑)。(ケイさんの)悪口を言うときはこう呼ぼう。 GM さて、ルガー。あと40分ぐらいで待ち合わせの時間になるね。 ルガー じゃあ、いそいそとウキウキしながら。とはいっても、準備しようがないですよね。 GM 身だしなみを整えるぐらいかな。 ルガー 髪の毛をグーッとセットして。 GM そんな感じ。 タカさん で、今は何時? GM 11時過ぎ。 ルガー えっ? 昼間にやるんですか? GM うん。12時に待ち合わせ。 タカさん・ルガー ほおーっ。 ルガー クシで髪の毛をクックッとといて。 タカさん 昼飯に食うものを考えていよう。 ルガー (笑) GM そういった所で、ボスがルガーに尋ねてくる。「ルガー、そんなに嬉しそうな顔をして何かあるのか?」 ルガー 「いやねぇ、ボス。今日は、俺のたった一人の弟の誕生日なんですよ。昼なんですけど、新宿の駅前の飲み屋『瓢箪』で待ち合わせしてるんですよ」 GM ボスは煙草をキュッキュッと灰皿に押しつけると、「よし。俺にも祝わせてくれ」と言う(笑)。 ルガー (笑) タカさん 「職場は禁煙だよ」 GM 禁煙じゃないんだよ、多分(笑)。 ルガー えッ? 誰か吸っていませんでしたか、前回? タカさん ボスだよ、ボス。 GM そう。ボスが吸っていた。 ルガー タカさんは、歌舞伎町へ行こうって言っていただけだっけ? タカさん そう。 GM それを横目で見ながら、「おい、タカ。その目はまさに・・・」と言おうとしたんだけど、サングラスをかけてたから「口許が緩んでるぞ」って言い換えたっていう(笑)。 タカさん (笑) そうそう。 ルガー そうでしたね。 GM 話を元に戻して、「是非、私にも祝わせてくれ」とボスが言ったところ。 ルガー (少し考えて)「そうですね。弟も祝ってくれる人が多い方が嬉しいでしょうし。どうです? タカさんも一緒に行きませんか?」 タカさん ちょっとうわのそら。 ルガー (笑) 何でうわのそらなの? タカさん 昼飯の事を考えている。 ルガー そうか・・・。「タカさ~ん? タカさ~ん?」 タカさん ハッと我に帰った。「何だ、ルガー?」 ルガー 「聞いてなかったんですか? タカさん。まったく」 タカさん 「いや、さっぱり聞いていなかった」(笑) ルガー 「これから弟の誕生日祝いに行くんですけど・・・どうです? 一緒に行きませんか?」 タカさん 「で、昼御飯は何か出るのか?」 ルガー (笑) 「言うと思った」 タカさん 「あ、ケーキぐらいは出そうだから行こう!」(笑) ルガー (笑) タカさん 「甘いものが好きなんだよ」 GM そうだね。前回のチョコレートパフェの例もあるしね。 タカさん 「ケーキが出るから行こう」 GM じゃあ、時間通りに着くということで・・・。 ルガー 行く途中で、ケーキを買っていきます。(タカさんを指して) この人、期待してるし(笑)。 GM 新宿駅前に有名な洋菓子屋さんがあったということで。 ルガー 『モンブラン』とかいってね。 GM そうそう。そういった店があるということで。 ルガー 「まあ、ショートケーキの一つや二つ・・・」 タカさん (横から)「モンブランも追加!」(笑) ルガー 「自分で買ってくださいよ、タカさん」 タカさん 「貧乏なんだよ、四万円しかない」 ルガー 「貧乏なんだから、タカさんは・・・って、俺は二万円しか持っていない」 一同 (笑) GM 多分、『拳銃ルガー』の維持費に使っているんだよ。 ルガー そうですね。 GM さて、飲み屋『瓢箪』へと到着。何と、今日はきみたちだけの貸切りだぞ。 ルガー 弟は私に似てますか? GM うん、まあ似てるんじゃないかな。その上、彼はスマートで背も高く、ちょっと凛々しい好青年。 タカさん 「今日から捜査課に来てくれ、ルガーの弟よ」(笑) ルガー 「え? 何ですか?」 タカさん 「いや、何でもない」(笑) GM ルガーの弟、秀征がいるね。彼は、「兄さん、後ろの人達は? 」と尋ねて来るよ。 ルガー 「この人達は俺の上司で・・・こっちが太田さん、通称ボス。で、こっちが刈山さん、通称タカさん。この人達も、お前の誕生日を一緒に祝いに来てくれたんだ。喜べ、喜べ」 タカさん 「実はケーキが欲しいだけ」(笑) 一同 (笑) ルガー 「それは言わない約束でしょ」(笑) GM 「それはありがとうございます」と、彼は言うね。それを聞いたボスは「まあ、楽にしたまえ」と言ってるね。 タカさん (笑) 「どっちが主役だか良く分かんないな」(笑) ルガー タカさんはケーキの方に目が行ってるんでしょ? タカさん 匂いを嗅いでる。 ルガー 「怪しい」(笑) GM 君達は座敷へと案内される。全員、席に着いたね。さあ~て、祝いの言葉を述べてもらおうかな。 ルガー 「誕生日おめでとう。これでお前も21歳だなあ。これからも、頑張って仕事に励んでくれや」 GM/秀征 「ありがとう、兄さん」 ルガー ガサゴソとプレゼントを取り出して、「まあ、これは俺からの気持ちだ。受け取ってくれ」 GM/秀征 「ありがとう」 タカさん タカさんはうんうんと頷いている。 ルガー (笑) GM さて、ボスの番だな。「もう少し早く知っていれば、豪華なプレゼントを用意出来たのだが。まあ、おめでとう。きみの活躍を期待してるよ」 秀征は、ボスの言葉にいたく感動しているみたいだね。 さて、ビールが運ばれてきた。準備は整ったかな。 ルガー 「おばちゃ~ん!! 酒のつまみになるような焼き鳥とかを持ってきてよ」 GM/おばちゃん 「あいよ~」 タカさん 「さあ、無礼講だ!!」ボスを殴る(笑)。 GM (笑) 待て、早まるな。乾杯が先だ。「では、秀征君の将来を祝して・・・」 一同 「乾杯~!!」
◆本当に唄ってしまうボスこと、GM。テープ聴いてて大笑いしちゃったよ(笑)。我ながら、なんともまあ・・・。
ルガー
今ので、私と秀征は3年前に亡くした母親の事を思い出して泣いている。 ◆いつまで経っても唄わないタカさんの代わりにルガーの弟が登場(唄ってるのはルガーのプレイヤー)。歌は『ふるさと』。歌詞が1番から3番まで飛んでたりしてたけどね。
GM/ボス
「いや~、いい歌だ。昔を思い出すよ」(笑) ◆タカさんは・・・いっこうに唄おうとしない。
GM
「『巨人の星は』?」 ◆やっと唄ったタカさん。プレイヤーたちの趣味が趣味なので、懐かしのアニメソングが中心になってしまうのは、カンベンしてください。
GM/ボス
「よし。今度はルガーだ」 ◆ルパン三世を唄うルガー。 タカさん このゲーム、一体、何なんだよ?(笑) ◆色々やるのも面白いと思ったんだけどね。
GM
最後は、『プロゴルファー猿』を全員合唱だ。
◆最後と言っておきながら、まだまだ続くカラオケシーン。
GM
全員で合唱すれば大丈夫だよ。 ◆正真正銘の最後。『パーマン』の合唱。
GM
最高に盛り上がった所で、二次会(カラオケ)はお開きになる。秀征は「いや~、今日は本当にありがとうございました」
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