美しき誘惑、罠に堕ちた刑事(中編)





やっと解放

GM キキーッ、バタン! とお馴染みの急ブレーキで中央署に到着(笑)。
タカさん ルガーは車から放り出される(笑)。
ルガー いや、俺はそんな事にはなりませんよ(笑)。
GM タカさんだよ、それは(笑)。タカさんは、ギャグキャラクターなんだから。
タカさん ルガーはかっこいいよ(笑)。
GM はい、着いた。颯爽と入って行くんだよね。「御苦労さまです」って、こんな感じで。
ルガー ええ。では、取調室に案内してもらって行きましょう。
GM まだ、取調べは続いてたりする。
ルガー そういえば、霞さんは?
GM ちゃんといるよ。
タカさん だんだん気が滅入ってくる(笑)。
GM/辰 「いい加減こっちも疲れてきた。なあ、さっさと白状しちまえよ」
タカさん 「いい加減こっちも疲れてきた。なあ、さっさと解放してくれよ」(笑)
ルガー (笑)
GM/辰 「だが、証拠は揃っている」
タカさん 「状況だけじゃなあ」
GM/辰 「しかも、防犯カメラにはお前の姿が写っていたそうじゃないか」
タカさん 「ほうほう。まあ、変装すればどうにでもなりますねえ」
GM/辰 「いや、どう見てもお前と瓜二つだ!」
タカさん (笑) 「そっくりといっても、絶対に本人とは限らない」
GM/辰 「なあ、痴情のもつれだろ?」
タカさん 「そうかなあ?」(笑)
GM/辰 「お前達がケンカしているのを見たっていう証言もあるんだよ」
タカさん 「ケンカしている位ですぐ殺しに走るのか?」
GM/辰 「……ホテルでお前は、彼女に別れ話を持ちかけたんだろ?」
タカさん 「なるほど、なるほど」
GM/辰 「で、彼女が逆上したところをお前は首を絞めて殺したんだろ?」
タカさん 「良くできたシナリオですね。あんたならやりかねないな」
GM/辰 「……」
ルガー (気付いたように)あれ、そういえば仏さんはどこにいるんですか?
GM 霊安室だよ。「さあ吐け! 吐くんだよ!!」
タカさん (笑) 「だからやってないって言うのに~」
ルガー では、タカさんに会う前に、ちょっと霊安室に行って来ます。
GM はい、霊安室。
タカさん なかなか解放されない(笑)。
GM 鑑識やら何やらで色々調べて、死因は首を絞められた事による窒息死、死亡推定時刻は深夜0時から0時半の間ということが確定した。
ルガー で、首には跡は?
GM 紐の跡があって、その紐もある。犯人は用意周到だったらしく、手袋を使ったのか拭き取ったのか、指紋は検出されなかった。
ルガー 「う~ん」
GM 犯人は前々から準備していたようだね。
タカさん そう、痴情のもつれじゃないんだよ。
ルガー タカさんにそんな計画性があるとは思えない(笑)。
タカさん 痴情のもつれで逆上して殺したんなら、素手で首を絞めるよ。
GM ちなみにこれは、タカさんの実際の台詞じゃないから。
鑑識の話も聞いてない事になってるよ。
タカさん あっ、そうだ(笑)。
ルガー ところで、彼女の持ち物はどんなのがありました?
GM まあ今時のOLが持っているような物ばかりだね。コンパクトやら口紅やらの化粧道具など。
ルガー 彼女の体に他の傷は?
GM これ以外に外傷はないよ。
ルガー (しばし考えて)では、タカさんの所に行きましょうか。
タカさん 取調べはまだやってるのか?
ルガー ドアをカチャッと開けて入ります。
タカさん 入れるのか?
GM うん、入れるね。取調室にルガーが入って来たよ。
タカさん 「おお、ルガー。お前からも何か言ってくれよ」
ルガー 「タカさん、ダメですよ、人殺しなんかしちゃあ」(笑)
タカさん「ああ~、ややこしい事を」(笑)
GM ルガーの後ろには霞さんがいるよ。「タカさん、人殺しなんて……」と涙を流しているね。
タカさん 「やれやれ……」 頭を掻く(笑)。
GM/辰 「だから殺ってないならアリバイを証明してくれよ」
タカさん 「さっき言ったような気が」(笑)
GM 「あっ」とアリバイという言葉に閃いた霞さん。「そういえば私、夜中にタカさんに電話をしました……!」
タカさん 「ああ、そういえばそうだねえ」(笑)
ルガー タカさん、忘れてたのか。俺はずっと覚えていたのに(笑)。
タカさん すっかり忘れてた(笑)。
GM/辰 「思い出したのなら説明してもらおうか」
タカさん 「実は、昨夜の12時から12時半まで霞さんから電話があって話をしていたんですよ。刑事さん」
GM 「何と、それは本当ですか?」と、振り返って刑事が霞さんに聞いて、霞さんは「ええ、本当です」と答える。
タカさん 「やったあ、無罪放免!!」
GM/辰 「むっ、むむむむむ……」
タカさん 「どうだ、悔しいだろう?」(笑)
GM/辰 「まさか、示し合わせているなんて事はないよな?」
タカさん 「もちろん。それ以来連絡は取っていない」
GM/辰 「むう、仕方ない」
ルガー 「これで釈放かい?」
GM 君の処分は第二中央署で決めてもらう事に決定した。というわけで、第二中央署まで中央署の刑事が運転する車で護送される。
ルガー それでは、こちらも霞さんと車に乗って、プーポープーポー。
GM さあ、第二中央署へ着いた。
タカさん ひょっとして手錠をかけられてるとか?
GM いや、ないない。で、捜査課に入ると、それまで深刻な顔をしていた刑事たちがキッとタカさんの方を見るよ。
タカさん 陽気に「おはようさ~ん」(笑)
GM/ボス 「なあ、タカ。早まった真似はしてないよな?」
タカさん 「もちろんですよ、信じてください。いつもの行動を見てれば分かるでしょ?」(笑)
GM ジーッと白い目(笑)。
タカさん 「あ……あれ? 何にもやってないですよ!」(笑)
ルガー 後ろでもジーッ(笑)。
GM/ボス 「まあ、いくら女好きとはいえ……」
タカさん 「何だそりゃ?」(笑)
GM/ボス 「お前はそんな人殺しをするような人間ではないだろう。……しかし、だとしたら一体誰が?」
ルガー 「何のために?」
タカさん 「心当たりがあります。この事件、俺に任せて下さい」
GM/ボス 「しかし、中央署からきつく言われたからなあ。この事件が解決するまでお前を自宅謹慎処分にしてくれ、とな」
タカさん 「むむむむ……」
GM 「とりあえず謹慎処分にしておく。だが、無理はするなよ」と、ボスが不敵な笑みを浮かべて言う(笑)。
ルガー 分かったぞ、ボスの言いたい事が。
タカさん ニヤリ。


捜査再開

GM さあ、捜査が再開される。チャラチャ~ン、チャララララ~ン。
ルガー 「まず、愛子さんのマンションに行きましょう」
GM はいよ、着いた。
ルガー 「こういう者ですが」と言って、管理人さんに鍵を開けてもらう。
GM はい、開けました。
ルガー 「何かないかな~。男関係が分かるやつとか」
タカさん 電話番号の書かれたメモ帳のような物はないの?
GM う~ん、ないね。
ルガー 男関係はないのか。
GM それは彼女の知り合いに聞くしかないね。
ルガー しゃあない。ところで、今何時頃ですかね?
GM 午後4時位だね。
ルガー 「ライラック」は準備を始めたかな?
GM ああ、準備中だ。5時位に開店するだろう。
ルガー それでは、「ライラック」で愛子さんを目当てにしていたお客さんもいるだろうから、その人達から情報収集することにします。で、今日は忙しくて昼飯を食っていないので、まず、飯を食いにいきましょう。
タカさん 牛丼屋!(笑)
ルガー 「吉野屋」ですか? 貧乏で金ないから(笑)。
GM 喫茶店で軽く、という手もあるね。
ルガー じゃあ、喫茶店にしましょう。
GM きみたちが行った喫茶店はね……。
タカさん (遮って)『パリジャン』!
GM 『パリジャン』だ(笑)。(第一話『血塗られた百万円、父と娘』参照)
ルガー 「あれ、タカさん、来てたんですか?」
タカさん 「いるよ」(笑)
GM ルガーが車に乗ると、いつの間にかタカさんが後部座席に座っていた(笑)。
ルガー 「タカさん!?」
タカさん 「あったりまえだろう」(笑)
ルガー 『きみたち』って言われたから一瞬あせったよ。一人で行ったつもりだったのに(笑)。
タカさん 後ろで足を組んで座っている(笑)。
ルガー 「何やってんですか、こんな所で?」
タカさん 「ん? ボスが捜査しろと言ったんだよ」
ルガー 「え!? 謹慎してろって言ったんじゃないんですか?」
タカさん 「まだまだ若いな、ルガー」(笑)
GM あ~、アットホームだよ、実に(笑)。
ルガー まあ、いいです(笑)。
タカさん さあ、出発!

GM はい、喫茶店「パリジャン」に到着。「いらっしゃいませ~」
タカさん 「いらっしゃったぞ」(笑)
ルガー 座る。
GM 「ご注文は?」
ルガー 「ナポリタンとコーヒーをお願いします」
タカさん 「トーストとハムエッグ3人前とコーヒー」
ルガー 軽いようで重いような(笑)。
GM (笑) 「かしこまりました」と言って、十分程待つと出されるよ。
タカさん 食べる。
GM 食べた。……なんか事務的だなあ(笑)。今後の方針でも話し合ってよ。
タカさん 「とにかく中央署の刑事には会わないようにしないとな」 中央署も捜査してるんでしょ?
GM まあね。
ルガー (手を打って)「そうだ、タカさん。モンタージュを取りましょう」
タカさん 「え?」
ルガー 「昨日、タカさんと一緒にお酒を飲んでいたっていう女の人の」
タカさん 「そうだそうだ」
ルガー では一旦署に戻りましょう。
GM はい、着いた。
で、早速モンタージュ作りが始まる(絵を描いている)。
タカさん 「そういえば、首のところにほくろがあったなあ」
ルガー 「……こんなもんですかねえ、タカさん?」
タカさん う~ん、実際に見えないからよく分からん(笑)。
GM いや、見えるよ(書いていた絵を見せる。落書きのような絵です)。
タカさん おお、見えた(笑)。
ルガー 何か変だよ、それ~(笑)。
GM 【推理】チェック! 通常値を使ってくれ、ちなみに今日の放送は6チャンネルだ。
タカさん 9以下だな……。そりゃ!(サイコロを振る)
ルガー おおっ、6だ! チャンネルチェック成功(笑)。
GM 恐ろしい程に生々しいモンタージュができた(笑)。
タカさん 思わず殴りつけたくなるような(笑)。
GM 機械ごと殴りつけてしまった(笑)。「やめて下さい、高いんですから!」
タカさん 「うお~、殴らせろ~!」(笑)
ルガー ではそのコピーをもらって、ボスとかにも訳を言って配ります。
タカさん 「この女にサングラスと警察手帳を盗まれた……と思う」
GM/ボス 「よし、前科のある女性のなかで、似ている者を調べてみよう」
ルガー 「それでは、ライラックへ行って愛子さんのここ数日までの様子を聞きに行きましょう」
タカさん 「よし、行こう」

GM ライラックに着いて入ろうとすると、「今日は臨時休業……。あっ、タカさん。それに、ルガーちゃんも」と、霞さん。
タカさん ルガーちゃん(笑)。
GM/霞 「今日は愛子ちゃんのお通夜で、お店をお休みにしようかと思っていたの」
ルガー それじゃあ、お客さんは来ませんねえ。どうしようかな?
GM 「タカさんたちも来てくれると、愛子ちゃんも喜ぶわ」と、霞さんは言ってるよ。
タカさん 「行こう、世話になった事だし」(苦笑)
ルガー そうですね。
GM では、お通夜の会場へ到着。お焼香を上げているね。
ルガー 『あっ、あの人が愛子ちゃんを殺したっていう……』(笑)
タカさん 胸を張っている(笑)。
ルガー でも、新聞では容疑者のK……。
GM 「K刑事が疑いをかけられている」といった感じだね。(気付いて)また、タカさんがワイドショーで研究しそうだよ(笑)。
ルガー あ~、タカさんはワイドショーの的だよ(笑)。
タカさん 悪くない、これで一躍ヒーローさ(笑)。
ルガー (笑)
GM お通夜には、遺族の方も多数出席してるね。
ルガー それはそうでしょうね。
GM 霞さんは黒い喪服が妙に似合っている。日本美人だからね(笑)。
タカさん ついつい見とれてしまう(笑)。
ルガー まあ、こんな所で聞くのもなんだけど、愛子さんの最近までの様子とか……。
GM (遮って)いや、彼女は山形の出身で、東京に一人暮らしだったんだよ。
ルガー じゃ、駄目だべさ(笑)。(真剣な表情に戻り)あっ、それじゃあスナックで一緒に働いていた人に、愛子さんが誰かに脅されていると言っていたかどうかなどを聞いてみましょう。
GM 「いや、そんな事はなかったわよ」と、答えたのは彼女の同僚。
タカさん 「誰か恋人がいたとかは?」
GM/同僚 「恋人なんかいなかったな。だって、タカさん一筋だったみたいだし」
タカさん 「本当かなあ?」(笑)
GM/同僚 「タカさんに、いい言葉でもかけられたらコロッといっちゃってたかもよ、愛子は」(笑)
タカさん (少し残念そうに)「もう死んじゃっただろ!」
ルガー 「この人、見たことありませんかね」と、タカさんの劇的成功によるモンタージュを見せる。
GM/同僚 「これは、確か愛子が殺された日にタカさんと一緒に……」
ルガー おお、(モンタージュが)似ている事を確信した(笑)。
GM/同僚 「私は、あまり見ていないけれど」
タカさん 「以前にもその女が来た事はない?」
GM/同僚 「いや、始めてじゃないかしら」
タカさん・ルガー む~。
タカさん しかも、厚化粧だったんでしょ?
GM 化粧を落としてすっぴんになったら、全然違っちゃう場合もあるからね(笑)。
ルガー 仕方がない。こうなったら歌舞伎町を歩き回って、店の呼び込みさんが見てないか調べるしかないか。
GM ん~、凄いことになってきたね(笑)。
タカさん 「店を全部見て回るの?」(笑)
ルガー 「呼び込みさんなら、道を歩いているのを見て『あ~、この人きれいだな~』とか思っていたら覚えている可能性もなきにしもあらず」
GM 確かにないこともないね。それじゃあ、効率よく捜査できるかは【推理】の通常値でチェックだ。
タカさん 趣味と実益を兼ねた仕事だな(笑)。(サイコロを振る)
ルガー おお、成功ですよ。ちなみに俺も成功してる(笑)。
GM こういう事になると、彼らは凄い力を発揮する(笑)。
タカさん 歌舞伎町の地理はよく知っている(笑)。
GM 捜査を進めると、ある店……う~ん、名前が思い浮かばない。何か適当に考えてよ。
ルガー 『あずさ2号』(笑)。
GM ダメ(笑)。
タカさん キャバクラ『メルヘン』(笑)。
ルガー (笑)
GM な……な~んかそれは……、な~んかそれは……(困惑している)。
ルガー まあいいや。「メルヘン」の呼び込みの人に聞いた(笑)。
GM/メルヘンの呼び込み 「あっ、この人見たよ。ずいぶんきれいな人だったな」
タカさん 「いつ見たの?」
GM/メルヘンの呼び込み 「昨日だよ、一人で歩いていた」
ルガー 「どっちへ行ったか、覚えてます?」
GM/メルヘンの呼び込み (少し考えて)「確か、向こうにある喫茶店に入って行ったなあ」
タカさん 「じゃあそこへ行ってみよう」
ルガー 「どうもありがとうございました」と言って。
タカさん 「今度来るから」(笑)
ルガー (笑)
GM 入ると、中は、このあたりには珍しい普通の喫茶店だ。
ルガー (モンタージュを見せて)「あの~、新宿第二中央署の者なんですが、昨日の夜にこの人を見かけませんでしたか?」
GM/店員 「ああ、この店によく来ますよ」
タカさん 「昨日の様子は?」
GM この店はあまり客が入らないんだよ(笑)。で、暇だから見たところによると、彼女はサングラスとヘアバンドを取って、髪形を変えて出て行ったんだそうだ。
ルガー 「何時頃でした?」
GM/店員 「10時頃でしたね」
タカさん 「なるほど。では、その時のモンタージュを」
GM モンタージュやるの?
タカさん やってもらおう、サングラスを取られたら分からないし。
GM では、署まで来てもらってモンタージュを作ってもらった。
ルガー うまくいくかどうかは、この人の【推理】チェックによる(笑)。
GM いや、やらないよ(笑)。
……はい、一応出来たけど、サングラスを取って髪形が変わるだけでも、結構変わっちゃうね。
ルガー 「目が分かっただけでもいいかも知れない」
タカさん 「二種類出来た」
ルガー では、「ご協力ありがとうございました」と言って……。
GM/店員 「いえ、こちらこそ」
ルガー そこら辺にいた岸川君にその人を送らせる(笑)。
GM あっ、新人刑事を(笑)。
タカさん ルガーもついに新人をアゴで使うようになったか(笑)。
ルガー ああ~、気持ちいい(笑)。な~んて思いながらも……、今何時ですかね? GM もう夜の9時を過ぎてるね、お通夜やら何やらで色々あったから。
タカさん 「色々あったから今日は早く家に帰って寝よう」(笑)
ルガー (怪訝そうに)「……そうなんですか?」
タカさん 「何かあるのかなぁ、それとも?」
ルガー 「いや、どうでしょう?」
タカさん (気付いたように)もう今度から警察手帳は紐で体にくくり付けるようにしよう(笑)。
GM (笑)
ルガー タカさんの警察手帳はまだ返してもらってないでしょ?
GM もちろんだよ。
タカさん えっ!? 「こういう者だが」が出来ないじゃないか~!(笑)
GM だから、ルガーが代わりにやっているんだよ。
ルガー 「じゃあ、家に帰ります」
GM はい、それでは二人は家に帰った。……プルルルッ、プルルルッ……、と電話がかかるよ。
タカさん どっち?
GM タカさん。
タカさん 出よう。
GM 「おう、俺だ」とボス。「実は、二種類目のモンタージュなんだが、彼女には前歴があるな」
タカさん 「何のです?」
GM/ボス 「万引きだ」
タカさん 万引きか……(笑)。
GM 彼女の名前は千堂沙樹。
タカさん・ルガー (メモしている)
タカさん 「住所と電話番号、その他は?」
ルガー 電話番号はいりませんって(笑)。
タカさん (残念そうに)そうか……。
GM 住所はまあ、新宿のどこか。
ルガー 本当に新宿の人って犯罪が好きですね(笑)。
タカさん ヤクザはいるし(稲村会)、酷い所だ(笑)。
GM 何でもありなんだよ(笑)。
ルガー 料理人はいるし、社長と副社長はいるし。
タカさん ボスはいるし(笑)。
一同 (笑)
GM/ボス 「な……何を言ってるんだ、お前!?」(笑)
タカさん いや、今のはタカさんの心の叫びだって(笑)。
GM (笑)
タカさん 「年齢は?」
GM 24歳。
ルガー と、いうことは21の時に盗みか……(万引きだよ)。
タカさん 職業は?
GM 無職…でもないか、一応会社員だ。
ルガー 会社名は?
GM その事なんだけど、ボスと色々話しているうちに、タカさんは思い出した。
タカさん え!?
GM あれ? そういえば、確か数ヵ月前に行った建設会社の受付嬢によく似てるなあ。
タカさん はぁ?(面食らっている)
ルガー 建設会社?
GM そう。第一話に出てきた『長谷建設』(笑)。
タカさん あの、警察手帳じゃなくて手錠を見せた時の(笑)。
ルガー タカさん~(笑)。
タカさん それにしても、変な所でつながるもんだな(笑)。
タカさん・ルガー (笑)
ルガー あっ、でも見かけた事があると言っても、今はもう辞めているかも知れませんよ。
GM そのあたりの事情はまだよく分からないね。
タカさん まあいいや、とりあえず明日、長谷建設に行くとボスに言っておこう。
GM 「よし、頼んだぞ」とボス。そして夜が明ける……。


[後編に続く]



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