禁断の箱を検証する

 

さて、ここではまるマに出てくる「触れてはならない4つのもの」、

いわゆる禁断の箱に関して、

お話の中に出てくるヒントを抜き出しながら、

鍵になる物を想像してみよう!!という、

ネタバレのような、妄想のような・・・なんだか微妙なページです。

あくまでも勝手に想像しているだけなので、惑わされないようにお願いします(苦笑)

 

こっからは一応原作小説の中からヒントになる部分が抜き出されているので、

ある種のネタバレありです、その辺了承の方のみスクロール!!

 

 

 

 

 

 

『この世界には触れてはならないものが4つある』

_______それは、四つの箱。

 

「風の終わり」

「地の果て」

「鏡の水底」

「凍土の業火」

 

四つの箱には、それぞれの鍵があり、一つの箱に、一つの正しい鍵。

それ以外の鍵でも、箱はこじ開ける事が出来るが、

正しい鍵で正しい手順を踏んで開けたのでなければ、

箱の中身は暴走し、決して制御することは出来ない。

しかも正しい鍵を使ったとしても、

その者は力に取り込まれてしまう。

 

だからこそ決して触れてはならないと言われる、禁断の箱。

 

箱はある空間への入り口である。

ある一つの空間へ繋がる、4つの門。

 

そこには、『創主達』が眠っている。

 

古の昔、力と勇気をもった者たちが自分たちが忌み嫌われるのも構わずに、

世界を滅ぼそうとした『創主たち』を決死の覚悟で封じ込めた。

そして自分たちの体に鍵を刻み、その子孫たちに受け継がせていった。

勇気と力を持ったものたちはあるものたちは西に逃れ国を作り、

残ったものはそこでその土地を統べる者となった。

 

つまりは「箱」に封じ込めた「創主」を扱えるのは特定の人物で、

その「創主」を封じた集団が西に作った国が「眞魔国」。

勇気と力のあるものたちとは「魔族」であることは、はっきりしていますね。

つまり、箱には魔族(と、双黒の大賢者)が大きく関わっているって事。

 

・・・と、ここまでが予備知識、ですね。

さて、ここからは私が読んでいって、引っかかったところを抜き出しながら、

検証していきます。

 

ではまず・・・「風の終わり」から。

ある男の左腕が鍵であるこの箱。

この箱の謎が一番多く明かされています。

「銀を散らした虹彩」をもつ、コンラートの先祖が鍵を持つものとされています。

でも実際鍵となる腕には「印」があるようなので、

コンラートのお父さんは怪しいけど、コンラートはハズレだろうと思っていたのですが。

まさかのまさかで、大どんでん返し!!!!

コンラートの腕、切れちゃいました・・・。

しかも新たにくっつけたのは、どーやら『鍵』である腕のようで??

う〜ん、これは確実って感じですね。

ただ、個人的に謎なのは、コンラートの出自のことなんですが。

彼の血族は地球にも居るじゃないですか??

なので、コンラートは眞魔国に残った「ペイゲ・ベラール」の血筋なのか、

それとも「ローバルト・ベラール」の子孫なのかって事で・・・。

「ローバルト・ベラール」の場合、

地球には他にも「リヒャルド」とか「クリスタル」とかがいますよね?

で、「ペイゲ・ベラール」だったら後に「ウェラー」に改名して、

少なくとも5代は続いているのですよね。

単純に考えれば、「ペイゲ・ベラール」の子孫だという方が自然なのですが、

何故こんなに悩んでいるかというと・・・『コンラートって地球にいけちゃう』んですよ?

普通純粋に地球産のものと眞魔国産のものは行き来できない、のですから、

もしもコンラートがペイゲ・ベラールの直系なら、地球には行けないのでは??

だからムラケンも強い力がないと眞魔国には行けないんでしょ?

あ!でもそうすると、最初の「ローバルト」はどうして向こうに?????

え〜〜〜〜・・・。

う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん・・・。

と、とにかくっ(逃)!!

私は箱の関係でコンラートは眞魔国から離れたと思っているので、

「敵を騙すにはまず味方から」みたいなやり方はしないで、

早くユーリに説明してあげてほしいですね、彼は。

 

 

「地の果て」から。

ある血族の左眼が鍵。

この箱を開ける為に、グウェンの従兄弟ヒューブが使われましたが、

失敗に終わっています。

ヒューブを使った際、敵国の王は「完全なる該当者」としてヒューブを利用したのですが、

その根拠はなんだったのだろう、と思ったり。

この箱の場合、鍵となるのは血族の問題なので、ヒューブを中心に彼の血脈をたどると、

該当するのは「グリーセラ家」が「フォンヴォルテール家」ということになりますが、

そうなると・・・グウェン、ピンチです(笑)

なにせヒューブと激似ということで、親戚うちからも色々言われているようですから、

彼が鍵の可能性も無きにしも非ず、ですね。

いやだな・・切れ長のアイスブルーのグウェンの瞳、好きなのに(←おいおい!)

またこの箱の名前である「地」の属性の魔術をグウェンが使えるあたり、

か〜な〜り気になります。

 

はいはいはい!!

気になるついでにそこんとこ、ちょこっと捻って考えてみました。

おさらいですが「創主を屠った」といわれる「魔族」の特徴と言えば、

「長命」「見た目が異常に綺麗」などありますが、

でも人間ともっとも違うのは、「魔力」ですよね。

しかもこの魔力、どんなに望んでも学んでも手に入るものではなく、

生まれ持った「魂の資質」によって、力やタイプが決まると言うこと。

この辺りを考えるとコンラートのご先祖様に当たる「ベラールさん(腕のみ現存)」は、

案外「風」の術者だったりしたんでしょうかねぇ〜???

 

 

次に「鏡の水底」から。

清らかな水が鍵。

ちなみに「清らかな水」とは、まだ生まれていない子供の血、

(地球暦 年の時点で地球上に生まれていない人)のことです。

時代だけで見てみるとまるマに出てくるキャラの殆どが該当者なんですが、

上の「地の果て」の場合、該当者に「地」の術者が混じっていることも踏まえて

出てくる魔族のキャラクターで水の使える人を抜き出して見ますと・・・。

えぇと・・・水、水、みず・・・え!?ユーリ!!??

そういえば彼が眞魔国で輪廻出来なかったのは「とある理由で追われていた」からで、

追っ手から守りながらコンラートはユーリになる前の魂を抱えて、

地球上を旅したって言ってたな。

しかもユーリの前世はスザナ・ジュリアだし。

ジュリアの血脈である、フォンウィンコット家は十貴族の中でも最も古く、

その始祖は眞王と共にあったと言われるほどだし。

まさか・・まさか??

でも、可能性、高そうですね。

でもでも、ユーリの体自体は「渋谷家」の血が流れてますけどね。

ということは、鍵は「渋谷家の血脈」?!

これは、魂の前世が何処まで箱に関与できるかが問題ってところでしょうか?

 

最後に、「凍土の業火」から。

まだ不明。

ほんとに不明。

一つだけ分かっているのは、最後に見かけられたのは地球で、

箱の所有者が蒼い炎に包まれて、消えてしまった、というもの。

なので!なんのヒントも明らかになっていないのをいいことに、

思いっきり妄想の刃で切り裂かせていただきます(痛)!!!!

今までの三つの箱の検証を振り返ってみて、色々とあった箱の鍵の共通点!!

(無理やり共通項を作ってるだけじゃ・・っていう突っ込みはこの際、無しで:笑)

上記の箱の鍵たちを踏まえて、「凍土の業火」の鍵を検証すると、

この箱の鍵に該当する人物は・・・。

 

(1)魔族である。

(2)しかも創主たちと対峙した眞王と、関係のある魔族の子孫である。(つまり古くから在る家系、十貴族の関係である。)

(3)魔術は「炎術」系。

・・・となると_________________ヴォルフ??(小声で)

じゃなければ、ツェリさまかシュトッフェル伯父さんの可能性もありますね。

でも、若手が皆鍵として名乗りを上げていますから、ここはやっぱりヴォルフ??

ヴォルフの場合、血脈的に「フォンビーレフェルト家」と「フォンシュビッツヴェーグ家」

の末裔に当たるわけですが、基本的に彼は母親似なのでやっぱり怪しいのは

フォンシュビッツヴェーグ家???

つーか、輪廻する魂がずっと尊いとかいきなり言われちゃったり、

眞王陛下の肖像画が出たときに、異常にヴォルフがそっくりの容貌なのも、

コレの複線なのだろうか・・・とか思うのは、深読みのし過ぎでしょーか(笑)??

・・・とか言ってたら、マニメで『眞王の子孫』って言われちゃった(苦笑)

やっぱ、ヴォルフは眞王の末裔と考えて良いのですね??

 

でもでも!そうなると!!!あくまでも予測の範囲ですが、

「風の終わり」の鍵が「コンラートについてるベラール(風の術者?)」の腕で、

「地の果て」の鍵が「グウェン(地の術者)」の左眼で、

「鏡の水底」の鍵が「ユーリ(色々使えるけど水が一番得意)」の血、そして、

「凍土の業火」の鍵が「ヴォルフ(炎の術者)」の体の一部???

 

ぎゃぁぁぁ〜・・自分で言ってて嫌だ〜〜〜(泣)!!!

サラのあくどい計画のせいで可愛い可愛いてるてるヴォルフが酷い目にあったとき、

たった2Pのために泣きそうになりましたから!!

ヴォルフが酷い目に会うのはつらい・・・いや、他の人でも嫌だけど。

ユーリを探す為に奔走しているヴォルフの健気さが、

私のまるマの中での、最も重要な見所だと言うのに!!

 

 

つらいつらいと想像していたら、なんだかありそうで怖い、

でも絶対そうはなってほしくないお話が出来上がってしまいました。

(この辺りが同人女の悲しい性:涙)

この話が現実(というか、お話の中でね:笑)にならないことを祈りつつ、

「夢も話しちゃったら正夢にはならない」というジンクスに掛けてここに載せてみます。

 

読んでみようかな、という豪気な方は一番下へ☆

(「業火の贖罪」と「水底の懺悔」は連作です。業火→水底と読むことをお薦めします。)

 

 

てか、ユーリ陛下!!!

この話みたくならないためには、貴方がしっかりしてくれればいいのですよ〜!!

頑張って、いい魔王になってください〜(切実)

んで、可愛いヴォルフを幸せにしてあげてくださいねっ!!!

 

 

・・・ここまで書いてきて、ふと思ったこと。

この予測が万一当たったとしたら、ツェリ様ってメッチャ凄い人ですよね???

鍵に該当する血脈の方と三人も関係をもたれてるわけですから(笑)

でも、今現在彼女も鍵の可能性が否定できないわけですけど。

これからこの問題がどうなるのかめちゃ楽しみだ〜〜〜!!!

 

 

 

業火の贖罪」 / 「水底の懺悔


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