嗚呼海外旅行




 「海外旅行に行こうと思ってるんだけど、おまえら変わったところに行きたいよな」 
 それは、いつもと変わらないはずの食卓になるはずであった。

 我が家は親父の職業柄のせいか1度も海外旅行どころか、家族旅行をした事は無かった。
 ただの1度もだった…。

 親父の第一声に反対するの者もいなかった。
 姉は姉で、携帯をいじっていたし、母親は母親でいつものとおり家事をこないしていた。
 でも、親父だけは、うれしそうに新聞を読んでいた。
 その日珍しく酒に弱い親父なのに、日本酒をちびちびやっていたのは、よほど嬉しかったからなのかもしれない。
 当の僕本人はまだ、実感できなく、ただ、時間が過ぎていった。

 次の日

 期待する家族に親父はインドのサンスクリット語で書かれた観光のパンフレット(アフガニスタン行き)を持ってきた。

 ある意味こういうネタのある人生を送れる家族が欲しいけど、こういう家族が友人にいてほしいと切実に思いました。

 ということで、今回のテーマは観光です。

 まぁ、自分も海外旅行とかいった事はないのでどんなものか詳しくはわからないんですけど。独断と偏見でいきます。
 アメリカに行くと路上で目が逝っちゃってるお兄さん方に「金を出せ!!」といわれて、意味を考えているうちに、撃たれたり、刺されちゃったりするって感じでしょう。
 道とかを聞いても「フゥ〜〜(バカにした感じで)」と言われて、教えてくれなさそうです。
 アメリカ人がやっぱり、観光者の中で犯罪を犯すとしたらやっぱり、欧米系の人は狙わないと思うんですよ。そうするとどんな人を狙うか、ちょっと例をあげてみましょう。

 @火を吹いたり呪いとか使いそうなインド系の人

 Aカンフーとか使いそうな中国系の人

 Bジハードで死ぬことがすべて、イスラム系の人

 C観光気分満々、話し掛けられたら「sightseeing」連発の日本人、メガネに名刺、カメラはもちろん。

 間違い無くCを選びますよね。

 あくまでも予想ですが、襲ったときの結果は

 @の場合成功したとしても、夜に寝室に蛇が忍び込んできて、犯人たちは死亡、事件は闇に葬られる。

 Aの場合成功したとしても「ここが香港なら、おまえたちは死んでいる」次々に犯人は殺される、香港から殺し屋が雇われたため。

 Bの場合成功したと思ったら持っていた爆弾で自爆なんてことも。

 Cバンバンザイ、鴨がねぎ背負ってやってきたようなものだ!!

 兎にも角にも日本人は狙われやすいんですよ!!
 ああ、恐い海外旅行。

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