(有)宇佐美牧場のモットーである「土づくり・草づくり・牛づくり・人づくり」の一番の根幹部分、「土づくり」。
フンだし後、この堆肥施設に運ばれ、EM菌などをいれて機械でかくはんし、じっくりと完熟堆肥を作ります。
完熟堆肥を入れた飼料田は、飼料作物をつくるには最適な栄養満点の土ができあがります。
これが「土づくり」です。
全て牛群管理システムソフトで牛たちの個体データを収集し、徹底した牛群管理をしています。
日々の乳量から始まり、病気の履歴や繁殖の状況、飼料計算など、全てパソコンに入力して、スタッフミーティングの際に全員で話し合います。
500頭以上いる牛たちを把握する為に、日常管理をするよう心がけています。
たまに社長がこのパソコンにかじりついてにらめっこをしているときは、スタッフ達は誰も声をかけることが出来ません。。。
(有)宇佐美牧場は全国的にも珍しい2階建て牛舎です。
1階と2階に飼料庫があり、そこでバケットローダーにて飼料を運び、「ミキサー」という大型の攪拌車できれいに調合します。このブレンドした餌は「TMR」と呼ばれ、各牛群によって栄養バランスの違うTMRをミキサーでつくることが可能になります
大型トラクターにてミキサー車を牽引し、牛群の飼そうに、ミキサー車の排出口から少しづつ餌を振り落としていきます。
人間は、トラクターに乗ってスピードを調節するだけです。
大量の餌も10分程度で全牛群に給餌することが出来ます。
「なるべく牛達には自分達で作った新鮮な生の草を食べさせてやりたい」という社長の強い信念で、春・冬はイタリアンライグラスとえん麦、夏・秋はトウモロコシを栽培しています。100%自家生産堆肥にこだわり、肥えた土で草づくりをし、牛たちに与えています。
この土から栽培される、栄養豊富な牧草を食べている牛たちは,健康で元気ハツラツです。そして美味しい牧草をお腹いっぱい食べた牛さんは、甘くてまろやかな牛乳をい〜っぱい出してくれるのです。
これが健康な「草づくり」「牛づくり」につながるのです。