卒業生からのメッセージ

2014年度 秋田大学 ( 理工学部 ) H S 君 (黒北)
2014年度 山梨大学  ( 生命環境学部 ) K O 君 (黒北)
2013年度 釧路公立大学 ( 経済学部 )M T さん (黒北)
2011年度 陸上自衛隊翔候補生  F S 君 (黒北)
2010年度 東京大学大学院 京都大学大学院 ( 国際基督教大学より進学 ) S K さん (盛岡一)
2009年度 城西大学 ( 薬学部 )  M T さん (黒北)
2008年度 城西大学 ( 薬学部 ) S T さん (黒北)
2008年度 東北大学 ( 工学部 ) K S さん (花北)

2014年度 秋田大学 合格 H S

僕は三年生になり受験生になった時、正直何をすればいいのか、さっぱりわからない状況でしたから、とりあえず学校で配られた宿題をやっていました。今思えば、それが良い基礎固めになっていたんだと思います。なので、とりあえず何をやればいいか迷っている人は、学校、塾の宿題をしっかりやってみて下さい。

受験勉強を終えて、受験という大きな壁に打ち勝つ事で、強い精神力を得られました!・・・とかではなくて、勉強の効率ってほんと大事だなぁ、って強く思いました。ガリガリ勉強しまくるのも良いかもしれないけれど、自分に合った合理的な方法を見つけて、勉強を進めた方がいいと僕は思います。成績いいのに、案外規則正しい生活をしている奴とか、「何だこいつ」って思ってたけど、嘘ついてない限り、そいつは、きっと自分なりの勉強方法を確立してて、効率よく勉強してたんだと思います。

    

僕は、化学について勉強したかったので、第一志望は秋田大学理工学部の物質科学の応用化学コースでした。でも、結果は第一志望には合格することができず、第二志望の合格でした。いろいろ考えた末、この結果も何かのご縁だと思い、その道で本気で頑張ってみようと、第二志望での進学を決めました。後輩には、自分の行きたい場所に入って欲しいです。だから、後悔する前に今から頑張って勉強してください。そうすれば、きっと希望したとこに合格できます。頑張って下さい。

最後に、優しく、ときには厳しく、4年間ご指導して下さった藤井先生、黒陵魂で熱心に授業をしてくれた黒北の先生方、塾の送迎や学校の弁当など、他にも数々のことを毎日してくれた親、三年間支えてくださった多くの方々、本当にありがとうございました。

2014年度 山梨大学 合格 K O

私が受験で学んだことや勉強方法などを中心に書きます。後輩の皆さんが、これから受験をする上で少しでも参考にして頂けたら幸いです。まずは、センター試験の対策について科目別に紹介します。

■国語
現代文は模試の復習に力を入れました。特に間違えた設問については、自分がなぜ誤答したのか、どうすれば正答にたどり着く事が出来たのかを本文と照らし合わせながらじっくり時間をかけました。
古文・漢文は重要語句の中から、自分の知らなかったものや間違って覚えていたものをノートなどにピックアップすることで、効率良く覚える事が出来るので、オススメです。

    

■英語
浪人時代で一番時間をかけた教科です。 (申し遅れましたが、私は一年浪人しました。)私は、電車で通っていたので、通学の時間は英単語に当てました。長文は時間を決めて出来るだけ素早く読む訓練をすることで、模試や本番で時間が足りなくなる事を防ぐ事が出来ました。英語に限った話ではありませんが、センター試験は時間との勝負でもあります。大問ごとに目標を設定して下さい。

■数学
「素早く正確に!」をモットーにしていました。素早く解くためには公式やパターン問題を確実に押さえておく事が絶対条件です。また、順番通りに解く必要もないので、分からないい問題は後回しにする勇気を持つ事は、かなり大事な事です。

■化学
過去問6年分を解いて分かりました。すべて教科書に載っている事しか出ていません。そのため、模試の復習をする時や問題集を解く時は、必ず教科書で確認作業をしました。かなり細かい所まで出ますが、化学が苦手だという人は、ゴシック体になっている所から覚えると良いです。

■生物
問題集の最初の方にある基本事項をノートに写し書きしました。浪人してから始めた教科だったので、積極的に質問したり、小さいノートに実験の手順や人名を書いて覚えるなど工夫して勉強しました。

■地理
資料集・地図帳・統計集を行ったり来たりしながら、じっくりと復習しました。地理は間違えた所はもちろん関連事項まで覚える事で、確実に知識をつけて行く事が出来ます。当たり前の事ですが、次回以降の模試や本番で後悔しないために、非常に大切です。

■共通
テキストの予習・復習と、模試を100%で受けた上での徹底復習に尽きます。浪人時代はこれを本番直前までやり続けたことで、本番もいつも通り受ける事が出来ました。日々の積み重ねが本番で活きるのだと実感しました。

次に受験を通して考えた事を述べます。先程も述べたように、私は一年浪人して志望校に合格することが出来ました。現役と浪人の大きな違いは、気持ちだったと思います。志望校に合格しようとする気持ちや、勉強しようとする気持ちなど、その他さまざまな気持ちが現役の時は弱かったです。受験は気持ち次第で良くも悪くも変わります。最後の最後まで気持ちを切らさなければ、志望校に大きく近づく事が出来ると信じています。

最後に、私が志望校に合格出来たのは、周りの人々の支えのおかげであると強く感じます。その恩返しが出来るように、大学でも一層頑張ります! 本当に有難うございました。後輩の皆さんは、現役合格にこだわって、頑張って下さい。

2013年度 釧路公立大学 合格 M T

私は釧路公立大学と白鳳大学に合格することができました。この合格体験記が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

私が受験を通じて大切だと感じた事は主に二つあります。一つ目は、早め早めの行動です。受験が近づけば、近づくほど、勉強はもちろん、受験の申し込みなど、やらなければならない事が多くなります。それに、焦りも増してきます。だから、何事においても、もっと前からやっておけば良かった・・・なんて後悔しないように、早め早めの行動を心がけて下さい。二つ目は、他人に左右されない事です。大学入試は合格の時期も合格の仕方も人それぞれです。それに、高校入試の何倍もシビアなので、推薦などで自分より先に合格が決まった人たちが、うらやましくなる事もあります。イライラしたり、あせったり、不安を感じる事もあります。しかし自分の合格は自分以外掴めません! だから、周囲がどうであろうと、自分は自分!という強い意志を持って目標に向かって頑張って下さい。(とは言っても、周囲の影響力は大きいので、切磋琢磨できる仲間を早いうちに見つける事も大切です。)

私は残念ながら第一志望に合格することが出来ませんでした。また、公立の大学にするか、特待生合格の私立大学にするか、かなり悩みました。正直、どちらも私が本当にやりたい事ではなかったし、将来の事もあったからです。色々ありましたが、最終的に、私は自分で釧路公立大学に行くと決めたので、新たな目標を新天地で必ず達成してみせます!決して順風満帆な受験ではなかったけれど、そのお陰で本当に沢山のことを学ぶ事ができました。

先生をはじめ、支えてくれた全ての人に感謝しています。皆さんは決して一人ではありません。沢山の人が応援しています。だから、後悔しないように精一杯頑張って下さい。そして是非、合格を勝ち取って下さい。>

2011年度 陸上自衛隊曹候補生 合格 F S

自分が自衛隊を志した理由は、元から興味があったからでもありますが、高校生活を通して様々な体験をして、心の底から自衛官になりたいと思ったからです。

自分は高校生になり、沢山の友達ができました。自分はその友達がとても大事なので、友達たちが笑って暮らせる毎日を守るために自衛官になる事を決意しました。普通、合格体験記には自分がした勉強法などについて書くのだと思いますが、代わりに自分が深く感銘を受けた吉田茂元首相の防衛大学校の第1回卒業式での挨拶を紹介して、自分の合格体験記とさせて頂きたいと思います。

「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎される事もなく自衛官を終わるかもしれない。きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。しかし、自衛隊が国民から歓迎され、ちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮、混乱に直面している時だけなのだ。言葉を換えれば、君達が日蔭者である時の方が、国民や日本は幸せなのだ。どうか、耐えてもらいたい。」

2010年度 東京大学大学院 京都大学大学院 合格
( 国際基督教大学より進学 ) S K

私たちはともすれば、試験のために勉強することになりがちです。特に高校生はどうしても受験に目がいってしまいます。もちろん、大学受験は、その後の人生を大きく変えてしまうような一大イベントです。だから、精一杯受験に臨むのはとても大切なことだと思います。しかし、それだけで終わらないようにして下さい。つまり将来大学で何を学びたいのか、そして、社会に出てどんなことをしたいのか、といったようなことを、中・高生の頃から色々考え、その目標に向けて勉強する必要があるのではないでしょうか。もし、大学で勉強したいこと、社会でやりたいことがあれば、辛いことにぶち当たった時に、それを乗り越える力となるでしょう。

もちろん大学に入った後に、様々な出逢いを経て、新しい将来の目標を抱くようになることもあると思います。そのような時も、大学に入るまでに、しっかり出来る限りのことを学んでいれば、より新しい夢に向かって行きやすくなるのではないでしょうか。

生きていて、学んだことや勉強したことで無駄になるようなものは一つもないと思います。例えば、神話一つ、歴史的エピソード一つ、数学の定理一つを新しく知ることで、普段何気なく見ているものが当然、新鮮で面白く見えてくることがよくあるからです。慌ただしい現代に生きる私たちは、つい忘れがちですが、私たちの身近には面白いこと、興味深いことが満ち溢れているのです。子供の様な好奇心こそが勉強の原動力になり、生きるためのスパイスになるのだと思います。

やろうか、やらないか、迷っている時間があったら、やってしまった方が早いこともよくあります。出来るだけ積極的に行動してみるとよいと思います。そして、「もうこれ以上出来ない」と自分で自分のリミットを決めてしまったら、そこで成長は止まってしまうと思います。受験においても、最後まで諦めずに努力した人が、最後に一番良い実を得るのです。どんな状況でも、しがみついて続けて行くうちに、だんだんと道は開けてくると私は信じています。

2008年度 城西大(薬) 合格 (姉) S T

2009年度 城西大(薬) 合格 (妹) M T

Q : 二人は小学生の頃から塾に通ってくれましたね。

妹:はい。私たちは小学生の頃から藤井英数教室で算数と英語を学んでいました。 そのせいもあってか、英語が好きになって、将来は英語を使う仕事につきたいと思うようになりました。中学校から高校に進むにつれて、英語の勉強も少しずつ難しくなっていきましたが、塾で予習復習をしていたし授業についていけなくなる事もありませんでした。

Q : 高校生になって勉強とか進路とか悩んだりする事はありませんでしたか?

姉:ありましたね。私は2年前悩んでいた時に、学校の先生が勧めてくれた指定校推薦を受ける事に決めました。初めはその大学を受けたいとは思いませんでした。他の大学にも興味があったし、塾にも通っていたからです。
妹:高校2年生になる時、文理選択をしなければいけなかったのですが、理系のクラスに行くか文系のクラスに行くか迷いました。家族のアドバイスもあったし、自分自身も薬剤師という仕事に興味を持っていたので、理系に決めました。それに、理系に進んでおけば後で進路変更しても大丈夫だと思って。
2年生になってからはやっぱり数学の授業も難しくなってくるので、宿題とかで分からなかった問題を塾の先生に教わっていました。藤井英数教室では基本的には自由に勉強できるので、自分にはすごく合っていたと思います。

Q : 指定校推薦を受けることを決めたのはどうしてですか?

姉:学校に送られてきた資料を見せてもらって、それまで私が考えていた大学よりも、幅広い学問が出来るし、なにより将来就職したいと考えていた職業の分野もきちんと学ぶ事が出来ると知ったからです。
妹:私は3年生になって、本格的に進路を決めなければならなくなった時に、母に「英語を話せる人はたくさん居るんだから、とりあえず資格を取って手に職をつけてから自分の好きなことをやればいい」と助言されて、大学は指定校推薦がある姉と同じところに決めました。色々調べると、この大学で勉強したいと思えるようになりました。   並行して面接対策として薬剤師や医療についても調べていたら、現在、医療通訳者が不足しているということも分かったので、薬剤師兼医療通訳者になって外国から来た人達も十分な医療が受けられるように手助けしたいと思いました。また、その大学では医療栄養学を学ぶ事が出来るので患者さんのヘルスケアのトータルコーディネートが出来るというところも魅力でした。

Q :二人とも推薦入試の準備と、通常の学習と、本当に良く頑張って両立してくれましたよね。

妹:面接対策は結構大変でしたが、新たな発見もあったし色々学べて良かったと思います。ちょっと興味がある大学を見つけたら、色々調べて見ると色々な事が分かって良いと思います。今思い返してみると、塾でマイペースに勉強できた事も今の自分につながっていると思うし、これからの自分にもつながっていくと思います。
姉:私は資料を取り寄せたり、その大学を受験した先輩方の合格体験記を読むなど、とにかく面接に対応できるように情報収集を始めました。その間にも、宿題や受験勉強をしなければいけませんでしたが、塾で勉強を見てもらっていたので一人で勉強するよりも効率よく出来たと思います。自己推薦書を書く時は、塾に通うのは本当に大変だと感じていました。   でも、大学に通うようになってからは、今一人で頑張れるのは、あの時学校や塾で頑張れたからだと思うようになりました。

Q :今日はとても参考になるお話をありがとう。これからも仲良く協力して、それぞれの目標に向かって進んでいって下さい。活躍される事、楽しみにしています。

姉:周りの人達のサポートがあったからこそ、今こうしてやりたい事に向かって頑張れるんだと思います。これからも大学生活を精一杯楽しんで、勉強も頑張って生きたいと思います。本当にありがとうございました。
妹:今までお世話になった先生方、藤井先生、友達、家族などには本当に感謝しています。これから、自分の夢を実現するために頑張っていきます!!

2008年度 東北大学 合格 K S

「笑って、笑って」

受験勉強をする理由というものは、人によります。将来のため、モラトリアムのため、周囲にあわせて・・・いずれにせよ、その理由が本人を奮い立たせてくれるのなら、問題はありません、と、ものすごく無責任なことを言うと、いろんな人から叱られそうです。

まあ、目的はどうあれ、その手段はただ一つ、勉強。

いえいえ、何もこの場で勉強法だの、記憶法とかの講釈を垂れようというつもりはさらさら有りません。というよりも、エラそうなことを言う権利は私にはこれぽっちもないことは、藤井先生がよくご存知です。正直なところ、受験のノウハウやコツなんかは、先生に従っておけばいいです。学生の知恵では限界がすぐに来ますし、大人しく専門家に従ったほうが無難でしょう。

しかし、まあ、受験というのは一種異様な状況ですね。体力、気力、人生で一番充実している時期に、それらの全てを勉強に費やす事を当然としているのが現実の受験の体制です。毎日毎日を勉強漬けという中で、泣いたり、怒ったりする状況はよくありますが、笑うことが少なくなります。いらいら、カリカリと常に何かにあたりたくなるんですね。

さて、これらの対策は非常に簡単です。いつも通りにくだらない事を、友達や家族と話して、笑う。友達はもう話し相手になってくれないとか、家族と話すのが恥ずかしいとか、ならば、お笑いでも、落語でもよいので、何か笑ってみてください。そして、出来れば他人も笑わせてみてください。

ただそれだけの事なんですが、非常に大切な事です。私が受験について、唯一自慢できる事は、人より多く笑っていられた事です。少しでも多く笑って、少しでも余裕を持って当日を迎えられるように。そんなことは考えていたワケではありませんが、結果的には、そうなっていたようです。

勉強して、泣いて笑って、毎日過ごして、本番に向かって行って下さい。

top